「赤いきつね」を含む小説

大晦日のバイト帰り、僕と刑部先輩はそろって鍵を失くした。 雪が降り寒風吹きすさび、もはやこれまでという絶体絶命のピンチの最中、先輩は呑気に宣う。 「そば食べたいよねぇ」なんて。 …

転勤で東京へ行くことになった朋代。北陸育ち・うどん好きの朋代を心配した大端リーダーが取った行動とは？それが２人を結び付けるきっかけに……

小学生のころから思いを寄せている男子を高校まで追いかけて行った女子。 その男子とたまたま話すことになった。 あの人は私のことを覚えてくれているのだろうか？

謎のトラブルで漂流を余儀なくされた乗組員たちは、生きながらえるためにある決断を下した。 ソージロー・ヤマナカはその船内で冷凍睡眠から解放されると、何故か他の乗組員の姿が見えないこ…

小説の皇太子の婚約者に生まれ変わったことに気がついたのは、 婚約破棄が成立してからでした。 傷心だった自分を癒してくれたのは、前世でも食べたあのうどんだった。

突如として異世界に召喚された主人公はスキル鑑定をさせられるも、『マルちゃん』というスキルの意味不明さから王の逆鱗に触れ追放されてしまう。 だが、主人公と同時に召喚された三人は、『…

同じゼミだけど、隣の隣くらいの距離感の。でも実際にはもっと近い、両片思いの不器用な二人の話。 変わらない味も、いっしょに食べる時間も全部大事だよってことです。

赤いきつねと緑のたぬき用に書いてみました。

年越しの夜、『緑のたぬき』を買うつもりが、『赤いきつね』を買ってしまった父。 テーブルに用意された『赤いきつね』を見て、泣き出す妹。 妹を落ち着かせるために出した父の秘策。 …

ちょっと反抗期な少年と三十代の日々

　とある家庭で、狸のようなまん丸お腹の父親と幼い一人娘がたった2つのカップ麺で幸せを噛み締める、ちょっぴり切なく不思議なお話。 　

　妹夫婦が海外出張に出たため、一ヶ月間姪っ子を預かることになったおじさん。ある日、姪っ子ちゃんをスーパーに連れて行くと──

東郷翔也がコンビニに寄ると、街で最も注目を集めている他校の女子生徒――カミーユと出会う。 カミーユの一言から始まる恋愛事情が平凡な翔也の人生に波乱を呼ぶ!? コンテスト応募作…

一人暮らしの学生時代、気ままに夜を徘徊したあとの冷えた体に一杯のやさしい赤。 身も心もその一杯に温められていた懐かしいひとときを思い出した。

戦い、それはいつ始まるかわからない。 そんな仁義なき不毛な戦いが小さなスーパーのインスタントラーメン売り場でも繰り広げられる……。 果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。

私は仕事を始めて深夜に帰ることが多かった。そのため帰宅後は娘の寝顔をみながらカップ麵を食べていた。 そんなある日、早く帰宅できると伝えると夫が料理をして待っていてくれると言った。…

探偵と助手が赤いきつねを食べるだけ（ミステリーではありません）。

シングルマザーの”私”と、中３の息子、海斗。 朝起きないわ、手伝いはしないわ、学校からのプリントは出さないわで毎日イライラさせられっぱなしだけど、 ある日家に帰ったら赤いきつねと…

売り出し中のアイドル、常夜アカリは日課のエゴサーチで負った傷心を癒したかった。同時に空腹すら満たしたかった。選択肢は一つである。

　これは東北の大学であったカップラーメンを勧める戦いの記録である。 　幸せ染みるショートストーリーに大学時代の一幕を思い出して書きました。 　昔の仲間との何気ないバカなやり取り…