「真っ赤」を含む小説

「君との婚約を破棄させてもらう！」 　ぷるぷると震える指を突きつけて、顔を真っ赤にさせながら涙目で宣言しているのは、可愛い顔がお姉さまに大人気なこの国の第三王子だ。 　――そし…

看護大学に通っている佐々木 澪は、美しい容姿とその優しい性格から『看護科の天使』と呼ばれていた。 そんな佐々木 澪はとある人を想っていた……。 その人はBarでバイトをしている同…

　べつに顔真っ赤にして反論したい訳でもありませんが、妙に『女性作家叩き』が目立つ感じがするので色々と考えてしまいました。 　まず、大まかに叩かれている理由は―― ・絵が下手 …

「どうぞ」 女子高生が最寄り駅でおじさんと仲良くなります。 おじさんはいつも真っ赤なスカーフをして、ホームの端で線路を眺めているのです。

彼女は白い部屋に住んでいた。 壁も床も天井も。椅子もテーブルも。ピアノとその鍵盤も。窓ガラスさえ、白いすりガラスになっていた。 彼女の手足も真っ白だった。血の抜けたような、透き通…

　戴冠式から一月後、新しい国王となったウルは、幼馴染ロッツの一人娘を王妃として城へ召し上げた。 　ここに、二十四歳と三歳の年の差夫婦が誕生する。 　事情を知る前国王は、息子のウル…

息子が選んだ真っ赤なスニーカーに、困惑しきりの美波。でも彼には彼なりの理由があった。思わぬことからそれが判明した時の、親子の反応。

部下のせいで死んだ魔王 勇者と部下に死をプレゼントし、 真っ赤な服を着た無名の人間として生きていく 元魔王のお話

　初恋はいつですか、って聞かれたら。 　そもそも初恋、ってのをどうやって定義するかによって変わってくるだろうけど。 　とりあえず今は、相手を好きになる、ってことを自覚して、それで…

真っ赤な薔薇は恋する思春期の女の子から生まれる。 秘密の花園への招待を受け取った女の子は真っ赤な薔薇へと導かれる。 真っ赤な薔薇か、ただ歳をとって何者でもないおばさんになるか。 …

京都大学。それは東京大学に次ぐ、日本随一の頭脳が集まる知の殿堂である……というのは真っ赤なウソである。京都大学とは、ホモサピエンスになり損なった、眼鏡をかけたチンパンジー共が跳梁…

もう、生きているのは苦しいんだ── 血に染まった真っ赤な海で、一人。終わりを告げようと足を踏み出した矢先。どうしてか、真っ白な翼が生えた。 その翼は、海をとことん弾いてしまった…

少女は探す。自分がそこにいる理由を。 彼女が答えを見つけた時、街は黒に覆われる。

「アルファポリス」「小説家になろう」にも投稿しています。 アロン大公国は、豊かで平和な国にだった。 オーラン帝国に属してはいたが、勇猛果敢な騎士団を持ち、半ば独立した国だった。 …

「こうして世界は完全破壊を成し遂げた。 マクロな宇宙空間と、ミクロな生命という包装を破り捨て、果てのない地平は虚無へと収束する」 砂塵が舞い上がる瓦礫の上で僕は呟いた。 誰に…

　村のはずれの水車小屋に、真っ赤な目をしたおばあさんが越してきました。すると村では嫌な出来事がたびたび起こるようになり、村人は一致団結して化け物退治に乗り出しますが・・・。

　コンテスト用に執筆いたしました(*>ω<*)。 　だいすきなあやかし和風コメディの執筆機会にまたひとつ恵まれたこと、心からうれしく思います！ 　少しでもお楽しみいただけまし…

私は、悪魔族だ。 他の種族との交流なんてしちゃいけない。 私には角が生えてるし、目も血のように真っ赤だ。そんな忌々しい種族とは、関わりたくないだろうな。 でも、私を受け入れてくれ…

女の子が可愛いのは少女までで、私はもうすぐ少女ではなくなる。 幼少期に喪った貞操も、腐った人間関係すらも、私はもう嫌になる。 純潔でありたい。そう言える資格はないけれど、私…