真っ赤な口紅つけてクリスチャンやってます

アサノ　アメミ

日本の人口の1％未満

これが日本のクリスチャン人口だ。会社に100人の従業員がいても1人いるかどうか、学年に100人の生徒が在籍していても１人いるかどうか、そんなマイノリティな存在クリスチャン。

たぶん、きっと、「まじめでかたくてメガネで化粧もしなくて、洋服と言えばひざ下のスカート、お酒も飲まずににこにこしている」。

クリスチャンを生で見たことがない方はそんなふうに思っておられるのではないでしょうか？

私は13歳の冬にはじめて教会に行き、18歳で洗礼を受けました。そして現在33歳ですので、洗礼から15年の月日が流れ、教会に初めて行くようになってから20年になります。

私の風貌は…めがねで、化粧もしていなくて、ひざ下のスカートで…

いえ、違います。

まず、化粧はバリバリです。真っ赤な口紅で礼拝に行っています。基本ローズレッド、秋冬はバーガンディやボルドー、口紅にはこだわりがあります。マスカラもしっかりします（私はまつエク派ではありませんが、まつエクのクリスチャンの友達もいます）。アイシャドーは今年はボルドーとブラウンを重ね付けしています。

次に服装ですが、この秋口は60デニールのタイツにニットワンピで礼拝に行きます。60デニールのタイツだとちょっと透けていてセクシーでお気に入りです。

夏は肩が出るタイプのワンピースで行きます。若いころはホットパンツで行ったこともありました。

お酒は飲みます。ワイン大好き!日本酒大好き!焼酎は苦手だけどビールも大好き!ほぼ毎日晩酌します。

いつもニコニコしているか…、していません。先日はプロバイダー会社の女性に電話越しで切れてしまいました。フードコートで高校生よりもぎゃあぎゃあ言っている女性たちを見て舌打ちもします。小声で「品のないババアだな」と言うこともあります。弟に「おめえが言わねえからじゃねーかよ！もう少し状況、頭使って考えろや!クソが!」と切れることもあります。

30歳を過ぎて同年代のクリスチャンの友人もたくさんできましたが、属性やバックグラウンドも実に多種多様です。夜のお仕事をしている女性も、有名企業で働いている女性も、元ヤンキーの保育士の女性も、ふんわりほっこり（見ていて不思議ちゃん過ぎて学生時代はいじめられただろうなってすぐわかるタイプ）の女性もいます。

男性たちも多種多様です。中卒のかっこいいあんちゃんもいますし、弁護士の男性もいます、教員の男性も、ニートの男性もいますし、精神科にかかりながら障害者雇用で働いている男性もいます。社会では交わらなそうなこの多種多様な人々が教会では食卓を囲んでわいわいやっています。そう、主イエスキリストの聖名のもとに集められた家族として、互いに労わり互いにげらげら笑っているのです。

ちなみに大好きな歌は讃美歌以外でも、B'zやバンプオブチキン、GREEN DAY、aviciiも好きですし、ハイロウズ、ブルーハーツは大のお気に入り、ワンリパブリックもイマジンドラゴンズもチャーリープースもマルーン５も大好き。

好きな本は聖書以上にトワイライトサーガ（これ日本では知名度低いのが悲しい。バンパイアのラブロマンスです）、MARSや「いたずらなｋｉｓｓ」は中学時代聖書以上にバイブルでした。

そう、ふつうの人なんです、クリスチャン。どこにでも転がっているようなありふれた人、とびぬけた善人ではないし、とびぬけて品行方正なわけでもなく、礼拝に毎週行けない人も行かない人もいます。

もしかしたら、今あなたの隣で悪口を楽しそうに言っている人、その人も実はクリスチャンかもしれません。そのくらいクリスチャンというのは特別ではないのです。

次回予告：教会の様子～礼拝、青年たちの集まり、こどもたちの集まりなどなど～