真っ赤なきつねと黒めのたぬき
コウサカチヅル
貢がれたのは……
ここは、
「ううむ……」
「
ついと
「みっ、
「
こげ
「『かっぷ
「お
「おおお、おまっ、せっかくぼかしてやってるのに!! 『おぶらぁと』に
「それで、
「
「ふむ。『なんとなく
「
「ですが、そういうことでしょうし。ならば、『たぬきそば』を
「っ、それが……ッ」
俺は
「『きつねそば』には、俺の愛してやまない
「わぁ、そのきったないよだれ、
「『きったない』とか言うな!! 泣くぞ!!」
「もう
じょばーっと
続いて
「……なぜ、ありえないほど
そっと彼女を
そう、
9年前、俺が
「――本当は『かっぷ
でも、できなかった。
「俺は、『きつねそば』がどうしても食べたくて。『たぬきそば』は、
俺は、心からの言葉を
「……それにきっと、この『きつねそば』と『たぬきそば』は『
それが
――俺はせっかく『
「! ……ふふ。ふふふふ!」
「や、やっぱり
「ふふ、これは、
「うっ、『たぬきそば』には悪いが、うん……」
「では、
「え。え゛え゛っ!?!」
「ほらお
『いただきます』の
「だ、だって、なんとなく
「ふふ、
その
俺は、なんだかよくわからないけれど、
「!! ……ふんっ。――
✿✿✿✿✿
ふたりきりの
「あら
「んー、ずずっ、なんか
「まあまあ、おそばを
「なッ、
「あらあら、
こんな感じで、俺たちの『
【終】
真っ赤なきつねと黒めのたぬき コウサカチヅル @MEL-TUNE
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