私の幼馴染みはどうしようもなく、馬鹿だ
「君との婚約を破棄させてもらう!」
ぷるぷると震える指を突きつけて、顔を真っ赤にさせながら涙目で宣言しているのは、可愛い顔がお姉さまに大人気なこの国の第三王子だ。
――そして、私と話したことは一度もない。
私の幼馴染はどうしようもないほどの、馬鹿だ。
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私の幼馴染みはどうしようもなく、馬鹿だ
「君との婚約を破棄させてもらう!」
ぷるぷると震える指を突きつけて、顔を真っ赤にさせながら涙目で宣言しているのは、可愛い顔がお姉さまに大人気なこの国の第三王子だ。
――そして、私と話したことは一度もない。
私の幼馴染はどうしようもないほどの、馬鹿だ。