「夢 創作」を含む小説

主人公の山本秋（やまもとあき）は、いたって普通の、これといって特徴のない高校一年生。 将来の野望は作家になる事！ 高校一年になり始めた創作活動は、意欲の割には捗らず…もっぱら読む…

　悲劇の一日を終えた少年、飛羽―アスハ―は夢を見る。 　雲上の世界、天界。そこに住んでいたのは、背から翼を生やし光の輪を頭上に浮かせる、天使。 　空を飛び、微笑み合い、可憐な少女…

『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』の後日談です。 誰も彼もが悩み、苦しみ、奔走する。 最適解なんてないのかもしれないけれど、答えは出さなければいけないから。

少女が夢を見なかった時の、少年の救われ方を自分なりに考えてみました。

ある日の帰り道。梓川咲太は、恋人である桜島麻依と一緒に帰宅していた。 今日はいつもより一段と元気が無い咲太。 彼は昨日夢で見たことに対して悩んでいたようで、それについて麻依に渋々…

秦野綾音（はだのあやね）には『糸』が見える。 例えば見えた糸の色が『赤』であれば、その糸で結ばれた二人は『恋仲』にあることを示す。いわゆる『運命の赤い糸』を始めとした、結ばれた者…

私が買った本は、開いてみると全てのページが真っ白だった。 でも夢の中で開いてみると、文字がびっしりと詰まっていて、ああ、やっぱりこっちが正しいんだって気付く。 そのまま読み進める…

「──お兄ちゃんの望みは、この私、ＪＳ魔法少女マジカル☆エムが叶えてあげる♡」 「本当に過去をやり直して、麻衣さんを助けられるのか⁉」 「……残念ながら、過去の改変なんて、た…

花楓が「救急車って五七五だっけ」。そんなとんちんかんなことを訊ねる。 リビングに行くと麻衣さんが横たわっていて ――黒い尻尾が生えていた。 黒い尻尾には世界観にそぐわぬUSBコン…

　私は俗に言う、『時を駆ける少女』である。 　それゆえに、これまで数えきれないほどの世界を滅ぼしてきた、罪人でもあった。 　この現実世界にはけしてＳＦ小説みたいに過去や未来の世…

かえでは花楓がわからない。 花楓はかえでを覚えていない。 でも、カエデは２人。２人はカエデ。

「もしもし、”僕”かい？」 寒さも厳しい一月半ば、咲太の家にかかってきた電話の”声”は、そう言った。 日々努力を重ねる花楓のため、オムライスを作ってあげることにした咲太と麻衣は…

「──翔子さん、あなたは一体何者なんだ？」 「私は、あなたの夢の中にだけ存在することを許された、あなた自身の『思春期の尽きせぬ欲望』が具現化した幻なの！」 　……メー○ルかよ。 …

「ループの恥はかき捨て」とばかりに、ヒロインたちに対してとんでもない暴挙に打って出たブタ野郎だが、理央から「現実にはループなぞ絶対実現できない」と言われて、絶体絶命の大ピンチに陥…

「君たちが女子だったら良かったのに」と花火を見つめながらつぶやいた翌朝のことだった。

「──量子論と集合的無意識論とに則れば、最初から存在していなかったことになる『かえでちゃん』だけど、彼女がブタ野郎の梓川の心の中に残した『思い出』は、すべて本物なんだよ」 　あ…

　あのＳＦ界の反逆者８８１３７４が、量子論と集合的無意識論とで『青春ブタ野郎シリーズ』を再構成し、その現実的実現可能性を模索する、禁断の二次創作『教えて、理央先生！』第二話、つい…

　あのＳＦ界の反逆者８８１３７４が、量子論と集合的無意識論とで『青春ブタ野郎シリーズ』を再構成し、その現実的実現可能性を模索する、禁断の二次創作『教えて、理央先生！』第一話、つい…

　三学期を迎え、麻衣との学校生活も残りわずかとなったこの日、咲太と麻衣は江の島水族館を訪れていた。何気ない日常の、それでも大事なひと時のデートを二人は楽しむために。 　それでも、…

咲太は、麻衣から「今日、ドラマの撮影でとても楽しいことがあった」と聞かされる。