「トロ」を含む小説

死を待つためにドーヴァー海峡近くの島に移り住んだ女性が、変な生きものを拾う物語。 数年前書いたのにミカン投げしていたので、しばらく連載します。 なお、障がいに関して差別的、若干…

2018年10月27日に、新潮文庫nexから、拙作『レトロゲームファクトリー』が発売されました。それから約4ヶ月強が経ちました。時期的に、店頭での販売はほぼ終わり、これからはネッ…

その昔、狂気が世界を飲み込んだ。 電波防壁に包まれた未来都市「天土《アマト》」そこに暮らす人々は、量子界通信と生体ナノマシン技術、そして、人知を超えたAIネットワーク『タカマガハ…

二人の男が電車に乗っていた。一人の男はある昔話を語り始めた。それは出世欲に取り憑かれた一人の男の話だった。

自慢じゃないけど、勉強そっちのけでヘンなことばかりやってる通称「ＹＹコンビ」、ぼくとミチアキの前に、ある日不思議な女の子が現れた。「あたしのことは、バーバラと呼んで」彼女はそう言…

地球に例えれば、たこ焼きの皮は地表。 内側のトロみ部分はマントル。 中心のタコは地核。 三つの割合を地球のそれと同じにしたのがたこ焼きの理想的な作り方と言われている。 もし地核が…

時は銀河歴360年。地球の崩壊と共に宇宙へと旅立った人類は遂にペルセウス腕へと辿り着いた。 廃墟も同然の宇宙ステーションに住まう、時代遅れの走り屋『リーゼント・パラリラ』、彼は…

こちらは「洗練された退廃」、「モダニズム」、「レトロチック」をテーマにした詩集です。 文章を洗練させる練習のような場所であります。 （こちらに投稿されたものは、他のSNSにも投稿…

――1942年、アメリカ合衆国。 エレンは今日も戦場へ行った恋人の帰りを待っている。 大好きな歌「雨に唄えば」を口ずさみながら……

舞台はとある戦争が終わった直後の「日本帝國」。 少しずつ復興が進む中、巷では華やかな衣装や演出で話題の少女歌劇団「ロリポップス」が人気を博していた。 そんな中、戦争で家族を亡くし…

いつものブレンドで、と頼めば、いや頼まなくても、いつもの席に座ればいつものコーヒーが出てくる。 喫茶店にあった紙と、喫茶店になかったペンがきっかけとなり、男は店のために一肌脱ぐ…

終戦から10年。 復興してゆく東京で、孤児の美幸は、空襲で焼けてしまったはずの絵と再会する。 シャム猫が遊ぶその絵を自分の手に取り戻すため、美幸は貯金に励むのだが―― カクヨム…

　町の路地にレンガ造りの喫茶店が建っている。こじんまりとしており、レトロな雰囲気を醸し出している。 　その喫茶店のコーヒーと玉子サンドを食べるため、一人の男性が来店した。

私の行きつけのお店は、コーヒーと昭和の香りが漂う、レトロな感じの喫茶店。 お店のドアを開けると、カウンター奥の彼と目が合う。 「いらっしゃい」 格好いい、ギャルソン姿の彼。こ…

理由はともかく金で首の回らない僕は祖父の形見を売ることにしたが…

非公式ながら古くから連綿と続いてきた『姉妹制度』が存在する、由緒あるとあるお嬢様学校に通う、クールで秀才な先輩であり『姉』の・七瀬(ななせ)すばると、生意気で快活な彼女の後輩であ…

高木麻実･･･趣味が何もない高校2年生 2002年3月9日生まれ 趣味が何もない麻実がたまたま行った店で出会ったレトロゲームを始めにして、はまっていく物語

お酒ってひとりで飲むより大勢で飲んだほうが楽しいよね！って人はまだまだ人生の半分も生きていないのだなぁと思う今日この頃。散歩の帰り道で犬のフンを踏んづけて憤慨して思わず脱糞してし…

　特撮オタを蔑むクソヲタの御棚克好（おたな かつよし）が、秋田の片田舎にある須又温泉商店街に昭和特撮グッズ屋 “ レトロに御用！ ” を開店した。その日から、いつも店先でマリ突き…

　ここはレトロな喫茶店。名前はピコラといいます。大通りから一本横道に入った隠れ家的なお店です。私の名前は倉橋かんな。このお店でアルバイトとして働いています。 　毎週金曜、いつも閉…