「透明」を含む小説

ショートショート。微グロ。コメディ 妻から低刺激男と罵られたＤ氏は、透明人間になって妻をからかってやろうと、透明薬を服用しますが…

【あらすじ】 僕、星野《ほしの》一道《かずみち》は、不器用な陰キャ。 ある日、フルダイブVR空間内で、幼なじみの三雲《みくも》朝日《あさひ》にキスをされそうになる。 その瞬間、…

昨年の五月展で提出したものです。よろしくお願いします。

静謐な早朝の教室で、二年前に死んでしまった魔女のことを思い浮かべていた主人公、三上春間。 生産性の薄い毎日を繰り返していたある日、突然宝石が転がり落ちてきたことで、彼の日常に非現…

「透明人間を自称するダイク牧師は、こんな事を言いました。曰く、“私たちは、姿が見えない以外、あなた方と何も変らない”と。（中略）私はいまこう考えています。――ダイク牧師をはじめと…

少女は本島にある図書館員になるため、第三島から船に乗り、新たな一歩を踏み出した。

　十歳の頃に王都へと拉致され、それから十年以上の日々を訓練という名の非人道的な拷問によって超人的な力を得たジルバ・ストラトス。 　だが、とある事件の犯人の汚名を着せられた彼は力を…

カクヨムコン『令和の私小説』に応募作品です。 1800字と読みやすいです。

都会にうちあげられたイマージュのかけらを拾い集める、幻想短編。

蔦木彩は家族に連れられ、山奥の神社の清掃に訪れていた。そこで、彩はヒレを持つ半透明の生物を見つける。何とか生物を助けたい彩は水を飲ませ、両親に相談する。やがて生物は眠りから目覚め…

　彼女は僕の席に座ってスマホを弄りながらコーヒーを飲んでいた。 立ち尽くすばかりの僕が気になった彼女はストローを咥えながら回転する椅子を動かして僕を見る。 　目が合った。透明…

　ある夜、七歳を前にした幼いトヲルの故郷が、怪物の群れによって破壊された。 　駆け付けた兵団の兵士によって救出されたトヲルだったが、混乱の中、妹のメイと生き別れてしまう。 　故…

気がつけばゆうれいになって、半透明だった。 童話のような気もするけど、幼児に見せるのはどうかと思うのでホラーに入れている。 ★コレクション：現代神津の愉快な人びと ★コレクショ…

海のように大きい近所の湖、クロ湖が大好きな女子高生、真白はそこで透明な鯨と出会った。姿は全く見えないが、そこには生物として確実に存在している不思議な鯨。そんな鯨に助けられて初恋を…

透明人間になれる少年の物語。 気づいたら元の姿に戻ることができなくなっている。 ママは少年を探し出すことができるのか？！！ なぜ少年は元の姿に戻れないのか？！！

異世界転移ナビゲーターをしている僕は、その日初めての、そして大失敗をした。 第39回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画 クロノヒョウさん主催。 「頼まれた夕日」 もともと…

見えないものを、見ようとする話。

2018年 第45回明石市文芸祭にて文芸祭賞受賞 短編小説

ほぼモノローグ。 憧れ以上の気持ちを寄せる女の子と雪の中歩きながら考える。

その日は空が薄いピンク色だった。 空へ伸びる美しい透明な道。 その先にあったものは美しさとは裏腹な… ※グロテスク表現あり。