「妖か？」を含む小説

盲目の芳一は妖に付け狙われるが、全身にお経を書いてもらったことで難を逃れた。一説によると耳にお経を書き忘れたばかりに妖に耳を千切られたそうだが、今回はしっかりと耳にも書いた。だが…

　私、鬼月華は、世にも珍しい四つ子の長女である。 　さらに、かなりの美人であることから、弟妹の蘭、蓮、藤とともに、学校では遠巻きに観察されてしまっている。 　そんな私たちには重大…

ロボット博士の橘千里は、二足歩行研究に行き詰まっていた。ある時、彼の前に奇妙な遺物《靴》を持った男・東雲高裕が接触して来る。その《靴》どんなに傾けてもバランスを保つ奇妙な物であっ…

とある小説投稿サイトに『異界のおみくじ』という短編怪奇小説が投稿された。 実際に語り継がれる京都の伝承を元にしたこの作品では、文壇を目指す栗彦という名の男が、夢を叶えると言われ…

人を襲うあやかしが跋扈する世界。 人とあやかしの間に生まれたジクは、あやかし退治人として血生臭い任務をこなしていた。 そんなある夜、ジクは上司のセツと組み、過激派あやかし達の殲滅…

　遥か昔、人も妖怪も同じくこの現世で暮らしていた。 　しかし、度重なる妖怪による人間捕食と、それに対抗する人間の妖怪退治が相続き、互いの種族の存亡をかけた血で血を洗う抗争は日を追…

浅見秀晴と戸松純子は高校卒業を控えた友人同士。秀晴はホワイトデーのお返しにと花を贈る。互いに旅立ち、純子は夏休みを利用して故郷に帰るが、そこに秀晴は居なかった……。 【妖神（マ…

　勇者が殺された。 　 　その一報はすぐさま広まり、全世界に衝撃が走った。それと同時に勇者を殺したとして一人の男が指名手配された。その名は魔剣士ことゼン・ローラン。この俺だ。 …

リュウ・クナリ：18歳の半妖。家族の歴史を明らかにするため、ネクサスを訪れる。 葉月克己： リュウの内気な親友で、リュウに恋心を抱いている。 リナ・アマイア：アマイア・シティ…

　後に姫君によって玉水と名を与えられたものがいた。そのものは憧れの姫君に近づくために支えるために守るために仕えることを決意した。 　姫君のためにと働きを続ける玉水。 　彼女が本来…

東に青龍の河川、西に白虎の街道、南に朱雀の海、北に玄武の山。 吉祥のとして最上位に置かれる四神相応の地。 結界を守る四神に、現代に至るまで代々仕えてきた家がある。 ところが、その…

日本の平安時代くらいのような、架空の世界。 人とあやかしが混在し、混沌としていた。 人間の少女キリは、慕う銀狐の妖銀帝に深い森の中の老木の下においてゆかれた。そこで出会った同じ…

天子の一人娘は、妖の姫。有は、拾われた身でありなあら、紗々姫の侍従になる。が、蛟の妖である紗々姫の行動は、常軌を逸しており、有は、頭を悩ませる。今回は、大陸からイケメンの魔導士が…

　高校に近い場所を祖父の許可をもらって管理人として引っ越した。　 　でもその場所の住人は妖怪だった。 　

妖を撃つことができるマタギの青年・銀作。癒しの力を持つ少女・月乃。炎を操る妖狼・火噛（ホノガミ）……別々の時と場所で生まれ、育ったもの達が出会う時、滞っていた “めぐり” は再び…

【第23回角川ビーンズ小説大賞一次選考通過中】 ※以下、結末を含んだあらすじです。 ※作品冒頭で、津波に準ずる場面がございます。ご注意願います。 火宮華（ひのみやはな）、十五歳…

中田悠太は、妻・美奈子と娘・桜の誕生日を祝うために、家へと車で帰宅していた。そんな悠太は免許証を自宅に忘れていたことで、安全運転をしていたが、職務質問で免許証の提示を求められる……

狼が好きな妖狐の青年ミラは任務中に突然赤い狼に襲われる。 追いつかれて危機に陥った時に助けてくれたのは、狼のような目をした彼の主人だった。 この短編は「魔法具職人の就職活動」と…

日の元の国。朝廷の天子様の一人娘の紗々姫は、朝廷の争いに巻き込まれ、妖の姫となっていた。侍従に、同じ年頃の有を迎えるが、紗々姫との日々は、恐怖でしかなかった。