「やさしいとは」を含む小説

小さな彼と一緒に、私は花を持っていた。 あの子のところへいくための、花だった。 きまぐれ614。の合作小説「ドラゴン」より。 ドラゴンをテーマにした短編小説集から。

浅見ともさんの「おばけのクウ の小さな冒険」オマージュ作品です。 たのしいハロウィンパーティーがはじまります👻 (作者さまには了解済) 浅見ともさんの作品はこちら (大好きな作…

霊峰富士を望む清らかなせせらぎの街につながる異世界でくり広げられる、人とあやかしと甘いお菓子が紡ぎ出す、ちょっと不思議でほっこりやさしい物語。 まじない菓子“冥菓”を伝承する和…

将来が不安な女の子の話です。

白路はクリスマスの晩に突然、彼氏に捨てられてしまう 同棲していたアパートは勝手に引き払われており、住むところすら失った白路はカップルだらけの街をひとり泣きながら彷徨う もう、死ん…

169文字に説明は野暮。さあ、2分ぐらいかけて読もう！

やさしい死神と、殺される(予定の)人たちの最後の一週間を書いて行こうと思います。

その犬は鳴かなかった。声を失っているのではない。ただ鳴く機会を伺っているのだ。母親の虐待がもとで、恐怖のために声を失ってしまった赤ん坊。彼らはいつも寄り添うようにぴったりと体をく…

とある世界の『夜と記述』を司る神『アメノセイ』はぼっちであった。 兄弟とも友とも言える同僚の神たちは皆眠りにつき、ただ一人天上界で式神の『ハコ』と共に世界の管理の仕事を行っていた…

お母さんの病気を治すために、魔女の修行をする少女の話

　 やわらかな日差しを注ぎ、やさしい風を運ぶ。

香鳴祐人さまの自主企画「同題異話SR -July- 『夏思いが咲く』」に参加させて頂きました。 今回は、非常に個人的な思い(まさしく私の夏思い)を、妄想の中に落とし込む形で書か…

帝国が戦争で敗北して、島は帝国の支配から解放された。 それからしばらく経ったある頃、島にひとりの青年が流されてくる。 うつくしいひと。おだやかで、やさしいひと。 「わたし」は毎日…

ある日突然何もかも｢やさしく｣感じるようになってしまった、自分に優しくされる価値などないと思っている｢僕｣と謎のおじさんとの信頼友情物語です。ハッピーエンド。

優しい男の子と、クールな女の子のお話。

十年以上ともに過ごした時間が、ほんの一瞬でおわった。 どうか、どうか―― 彼の今とこれからが、少しでもやさしい世界でありますように―― ※本作は以下の掌編の姉妹編となってい…

ある日わたしが迷い込んだ場所で行われていたのは、不思議なお茶会でした。 星花の学園で綴られる、不可思議なラブストーリー。 開幕です。

この物語は誰の物語、ということはない。ただ存在する。まったく関係無い人もいれば、中心になる、あるいは巻き込まれる人もいる。 あなたも気が付かないうちに関係してるかもしれない。 は…

「令和短編アンソロジー」企画参加作品です。 翼族の少女ティオは住み慣れた村を出て、ティスティルという大帝国の都に飛び込んできた見習い賢者。 類まれなる幸運で王立魔術具開発部へ就…

前世でやっていた乙女ゲームによく似た世界で、 わたしはぽっちゃり男爵令嬢としてモブらしい生活を送っていた。 この国の第一王子が出会うたびに抱きしめてくる以外には。 ニナ・ジュリ…