「#新人賞」を含む小説

『通り魔十九人刺す』 結婚式を週末に控えた達哉は、小学生たちを狙った通り魔事件の詳細を知り、凍りつく。 働くことなくずっと家にいる弟を持つ、兄の葛藤。 最後は一応ハッピー…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 超巨大ショベルカーが街に出現して穴を掘り始めたのは今から24年前のこと。俺——士陶竜樹（しとうたつき）が生まれる10年も前のことら…

試行錯誤とアイデアをただただ書き連ね、やがて目指すはライトノベル新人賞。 とりあえずラノベに限らず一般文芸チックな目線も踏まえながら、掌編として書きます。 基本的に1話完結であり…

【第9回MF文庫Jライトノベル新人賞にて、第二次選考通過】 高校一年、夏の終わり。 狼少年な主人公、板垣準一は、「偏差値70の城王大学に、俺合格してみせます！！」と絵空事を吐…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 「三桜公園にヘッドフォンのお化けが出るって知ってる？」 　昼休み。バスケットのリングにボールをポスッと入れながら仁一（じんいち）は…

小説家を目指す、夏樹紗希(なつきさき)は、密かに恋焦れる圭介(けいすけ)の小説に憧れていた。圭介は風見詩経(かざみしきょう)というペンネームでネットの投稿小説で人気の上位を長年取…

中学高校と友達がいないまま過ごした良太は、小説だけが心の友。 やがて社会人になるが、コミュ障すぎてバイトさえクビになりまくる日々。 ようやく社員になれたと思ったらブラック企業。 …

小説サイトの蠱毒に呑まれる三人の投稿者。一人が殺し、一人が殺される。 この物語は、ただ物語を愛していただけの三人の出会いから、血みどろの結末に至るまでを描く。 一人は、交流上手…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 帰って来た恋人の良菜（らな）は雨に打たれてぺしょぺしょになっていた。粉雪のようだったはずの肌が、今は牛乳寒天のようなぷるぷるさで。…

１０月末日に応募をしめきった鮎川哲也賞の反省会です。

人間の世界。 それは、かつて神々が創り出した世界。その神の居る世界と人間の世界の物語。 神の住む世界には、“神”と神になる前の“見習い神”がいる。見習い神は神から修業を受け、神へ…

「まじかる☆みらくる☆めるくるりん♪」 　変身の呪文の発声練習が日課の男子高校生、万生橋幸一郎（まんせいばしこういちろう）は、クラスメイトで『水の魔法少女』である白雪優兎（しらゆ…

とつぜん俳句をつくりました。処女作です。 既発表作品可の新人賞にだします。 バージョン管理かねて描き直したら章をたすので変化をおたのしみください。 12/30　新人賞に出しまし…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 エイトビートの雨が降る。 鈍色の雲から漏れ出した粒が、教室の窓を——ポツン、——ポツン、——ポ、ポツンと叩いている。そう言う時分だ…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 家庭教師として招かれたのに、彼には勉強ではなく小説の書き方を教え、ただ愚痴を零し続けただけだった。だと言うのに彼はまったく恨みもし…

西暦２０４５年。人々は、意識を仮想空間に転送する技術を確立し、各々自分が快適過ごせる箱庭〈ヴァカンス〉を創造して暮らしていた。〈ヴァカンス〉の中にある対象物は〈オブジェクト〉と呼…

タイトルは小説の内容と関係あるようでないようであるようでない。

　その世界は、常にどこかの国や地域において絶えることのない戦争や内乱が繰り返されていた。 　しかし、人類はいまだ『世界大戦』を経験せず、多くの者はそれを絵空事と笑っていた。 　飛…

　先日行われた、第16回MF文庫Jライトノベル新人賞。 　その最終選考において、厳正なる審査の結果、優秀賞を受賞した作品があります。 『殺したガールと他殺志願者』（著：森林梢）…

【エッセイです】カクヨムと純文学について、現状と自分の簡単な分析より、野望を述べます。