「言いたいだけ」を含む小説

毎週火曜日更 書籍版「異世界図書館へようこそ」2016年4月1日発売！ 就活に失敗した寺沢優一は、ある日、異世界ペルムに廃館前の図書館と共に召喚され高圧女王リーネから強制労働…

私が、カクヨムにきて、小説や文章について気づかされたことを綴っていきます。なお、かってにオススメ小説～カクヨム編よりちょっと固い文章になるかと思います。 六話目、つけ加えました。…

クローン全盛期、地球を捨てた人類は月を経由し火星へ移住した。スナップショット（博士）とデジタル二眼レフ（助手）によって語られる、水質研究所、世界、ひいては互いの秘密。恋愛とも異形…

短い詩です。お気軽にご覧ください。

　ようこそ未来へ、時代遅れの兄ちゃん！　まったく、生えたカビも変異するようなクソ過去から遠路はるばるよくぞおいでなすったもんだぜ。（物好きにも程がある！） 　さあ、何が見たい？　…

科学技術が進んだ日本。 人類はついに不老不死へと手を出し、人工吸血鬼を生み出してしまう。 「これより人間を支配する」と言いながら始まる突然の粛清。 人間達は為す術なく吸血鬼らに蹂…

ある初夏の団活風景。あまりの暑さにハルヒは「これから扇風機を買いにいくわよ！」と言い出して……

世の中には、科学では証明できないことが数多くある。例えば、宇宙人とか、未確認生命体とか、幽霊とか諸々である。よくそういう番組を見てくだらないとか、トリックだとかいう奴がいるが………

　季節は桜の花びらが舞い散る春。今年こそ順風満帆な日々を過ごそうと周りが息巻くなか、沢良木悠助もその中の一人であったがすぐにその熱は冷めてしまい日々を暢気に過ごしていた。 　進級…

人は、ほんとに言いたい言葉なんか言えやしない。いつだって誰かの期待通りの言葉を探って、察して、その期待に沿うような言葉ばかり選んでいる。それはたとえ詩人でさえも。いや、詩人という…

─アンタに夢はあるかい？ ....夢なんて見るだけ無駄？....確かに、叶わないってわかってたら諦めれば楽かもしれないけどね。　でもこれだけはどうしても言いたいんだ。─ 『見えな…

美術大学映像学科の二回生、一条光也は「古書探」というサークルに所属していた。少し癖の強い先輩や幽霊部員に囲まれる日々は快適とは言いづらくも刺激があった。ある日、サークル活動のため…

　嵩山にある少林寺の境内には、日本の少林寺拳法の開祖である宗道臣先生の石碑や、菩提樹の木々が林立し、その木々の中には、修行の1つである手拳で抉られた幾つかの孔も残されており、それ…

霧島桜花、寝起きざまにオレに「マスター」と呼びかけた女はそう名乗った。 クソ親父に問い詰めると「娘が欲しいから作った」と言いやがる。 最初はどこの女に産ませたのかと思ったが、桜花…

裕福とはいえない家庭の事情を抱えている秋風陽(あきかぜよう)は毎日バイトをしながら忙しく過ごしていた。そんなある日、過去にいきなり姿をくらました知り合いが何の連絡もなく彼の前に現…

私が営む編集会社としての登記屋号は消雲堂（しょううんどう）と言います。屋号ですが、私自身の雅号でもあります。「暗雲を消す」という意味で付けたものです。よろしくお願いします。私の周…

外見、性格、癖――。全てを総合したものを「自己」というのでしょうが、ではそれら全て同じものを持つ者がもう一人いたとしたら、「自己」はどこに求めればいいのでしょうか。確かにそこには…

　私の小説には唯一のファンがいました。２６歳で亡くなった私の長女です。その彼女が、私のくだらない駄文の中ので、唯一気に入ってくれたのが、この作品でした。 　月には二種類の生物がい…

オカルト大好き高校生、南野優のクラスメイト雛祭響子が、優の目の前で吸血鬼に誘拐されるという事件が発生する。優は吸血鬼に対抗するため、オカルトショップの黄泉子さんとともに悪魔を召喚…

　主人公の「俺」は、友達もいない、彼女もいない、単位もない、そんな大学生活に不充足を感じている。 　ある日、パチンコ屋でよく顔を会わせる同じ大学生の「角男」に彼女ができたことを知…