「なぜなの？」を含む小説

【カクヨムコン５特別賞受賞＆2021/03/18書籍発売！】 【2023年５月、創元文芸文庫より刊行！】 軽度潔癖症を自覚するわたしはある日、アパートの鍵を出先に置き忘れ、隣人男…

皆もすなる日記というものを、僕もしてみんとてするなり。ただ、単に日記を書いても、Twitterで呟いてるのと変わらないので……身近な頭おかしい連中を紹介するエッセイみたいにしてみ…

ダンジョンのあふれる世界、主人公【｜矢継早踪弌《やつぎばやそういち》】はしがないサラリーマンだ。 そんなある日、祖父が死んだとの知らせをきく。 祖父の遺言状には、先祖代々伝わる…

「Nem'oubliez pas（私を忘れないで）」 これはフランスでの桜の花言葉である。 世界史教師である桐谷四葉。彼女は同じ学校の音楽教師、高橋修哉と付き合っていた。 あ…

「人生に絶望した俺は、崖から身を投げ出した。そこで俺の物語は終わりのはずだが、なぜか転生して猫耳少年になってしまった。」 2010年代、主人公は人生に絶望して、身を投げ出したが…

　乙女ゲームのヒロインに転生してしまった私。 　でも、攻略対象との恋愛になんて興味はありません。 　せっかく魔法のある世界なんだから本を読んだり魔法の研究をしたいなぁと考えてい…

異世界転生した主人公が、自らの不注意で交通事故に遭ってしまいました。しかしその場で白髪白衣白翼の男によって異世界へと転生させられ、様々なチート能力を与えられます。彼の旅は、異世界…

noteの記事の転載です。

『赤』という色は、様々な意味を持っています。今回の物語は、女子高生の白田まゆこが選んだその色が、彼女の人生をどのように変えてしまうのかを描いたものです。 彼女は自分のアカウント…

　ある日、異世界にあるニッポンという国と、シャディーク王国が転移門で繋がった。 　両者を繋ぐ《配信魔法》でニッポンにセールスするのが常識になった時代、一山当てようと悪徳奴隷商人の…

腐れ縁の幼馴染、山崎太一とは赤子の頃からの付き合いだ。 小学校、中学高校、大学、果ては就職先まで一緒だった太一と私が二十五歳になったある日、太一の家でプリンをほおばっていた私は、…

「私」には悪い趣味がある。新しい知人ができると、怖い話はないかと尋ねてしまうのだ。 そんな「私」の元に集まる話は、なぜかオレンジ色のミミズクにまつわる話ばかりだった。そんな創作…

女装してナンパ待ちをしていたところ、十数年来の腐れ幼馴染と出会った。女装していたというのになぜか一発でぼくであると見抜いた彼は、するりするりと人込みを避け、ついにぼくの目の前へと…

国を亡ぼした悲恋。一世を風靡した美貌。血統を捧げた依存。 三人の男子高校生は、前世の悲恋を成就させるため転生したようなのだが、それぞれ問題をかかえている。運命の相手に絶対再会し…

【ただいま執筆を中断しています。申し訳ございません】 彼女の大切な詩――それは彼女と母親だけの思い出の本の一節…。なのになぜ赤の他人の俺が知っているのか。本など縁がなかった俺が…

「たぶん、僕は殺される」 小説家ロデリックの元に届いたのは、未来の日付からのメールだった。 ロデリックは友人の危機に慌て、 幼馴染であり義兄弟であるローランド、ロバートとともに…

ロリエルフへとTS転生したえるしぃちゃんはなんやかんやと地球を救い、真の女神へと昇神した。 事務所を設立しバインバインのメス属性にちやほやされるも膨大なお仕事にウンザリ。えるし…

なぜ人は、確実に自分のものではない食料、つまり同居人の食料を勝手に食べてしまうのか。 そう思って書いた作品です。 ちなみに、ゼリーよりプリン派です。

『マントルの下の力持ちになりたい』、そんな訳のわからないことを言うのはこの男、敬欄高等学校新入生の影峰両助。 彼は順風満帆な高校生活を支えたいと傲岸にも宣い、また実行しようとし…

季節というのは季節管理局の審査員によって決定される。 来期の秋の選考会、その最終審査に残ったのは、春を意味する音を名前に持つ男であった。