「＃家族 #夢」を含む小説

長編作品フォークロア。かつて世界中に繁栄していたエブ族（人間）は、突然現れたラピ族という〝絶望の種族〟に滅び寸前にまで追いやられた 歴史がある。 生き残ったエブ族は、種を存続させ…

農家の次男として育った慎司は、小さな頃から女の子の格好をするのが好きで、将来の夢は優しい兄のお嫁さんだった。 成長するにつれ自分の異常さに気づいた慎司は、テレビのオネエタレント達…

・夜道 舞台はラオス南部、世界遺産のワットー・プーを観に行った帰りに、移動手段を失い、遠い街まで歩いて帰らなければならなくなった男の孤独と侘しさを、大麻を頼りに、夜を画布に、酔い…

かつて赤い目をした人間を「家畜」と呼び迫害していた世界。「家畜」を守る魔王と「人」の世を守らんとする勇者との激しき闘争の果てに、「人」と「家畜」との線引は取り払われ、共生の道が選…

　二十三年前に父が犯した殺人を、俺は悪夢の中でくりかえす。ミスを正し、トリックを弄し、完璧に証拠を隠滅した。それでも探偵に見抜かれてしまう。犯行を隠し通す手段はあるのか。あの日、…

核大戦後人類は地上に住むことをやめた。 ヘキサッド・キャピタル国の巨大な海上都市に暮らしているアヴァは過眠症を発症してからアカデミーでの仕事を辞め、夢を売ることになる。全てに対し…

上司のパワハラで仕事を辞めた高橋篤志(28)。 生きる意味も見えなくなった時、死を意識するようになる。 「来週の月曜日僕は死のうと思う」 それは不幸な選択ではなく、生きる光になる…

《あの有名な「茶色の小瓶」という歌、あなたは憶えていますか？》 《これはその歌をモチーフにした、不思議な物語です。》 　ある日少年は唯一の肉親であり、大好きだった爺様を亡くし…

時は未来。 人は自分自身を移動させるだけでなく、思考により『ひとり旅行』をすることが可能となった。 好きな時間・好きな所・好きなシチュエーション…ひとりで、またはたったひと時だけ…

深優（みゆ）は、ふわふわ、ゆらゆらとした暖かい不思議な場所にいた。 眼を閉じているのか開けているのかどうかもわからない、横たわって夢を見ているようなそんな感覚の中。 王子さま…

故郷にいたころ、私が友達と呼べるのは雪野姉さんと空穂だけだった。 雪野姉さんは私の従姉で、物心ついたころからの親友で、だから雪野姉さんには絶対に空穂のことを話さないと決めていた。…

ヤングケアラーの玲奈は、苦しい思いを抱えながらそれでもなんとか穏やかに家族との質素な日々を過ごしていた。ある夜のこと、不思議な美少女に出会い、夢を叶えてくれるという魔法の鏡を手渡…

無邪気な少年期、陰鬱な青年期。煮え切らない人生＝本人曰く「ただ要領の悪いだけの人生」から、彼は何を見出すのか？ １０年以上前に書き上げ、己の恥部だと思いお蔵入りにしていた小品(短…

　眠りしかつての兵器。さまよう怪物。生える植物も全て宝なり。 ――〈始まりの地の石版〉より、一部抜粋―― 　人にとって全てが宝となり得るものが眠る場所、迷宮。 　多くの危険が…

どれか一つ心に残る詩があると嬉しいです。 詩によって恋詩だったり、子ども詩だったりします。順番もその時に載せたいと思った詩を気ままに投稿しています。 小説家になろうにも投稿し…

“ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気掛かりな夢から眼をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な毒虫に変っているのを発見した。” フランツ・カフカ『変身』より ある朝目覚めると、…

　幼い頃から姉と共に司書になる夢を持っていた円野湊。 　とある事故で本に埋もれ、そこで記憶が途切れる。 　次に覚醒した時には、異世界にて魔導司書であるフランゼルとして転生していた…

本作はフィクションです(一応) レーティングは念のため設定しております。過激な描写は無いです。 ※物語は試験運用から一年が経ちそうな頃から始まります。詳しくは作者の近況ノートを…

【あらすじ】 あやかしやモンスターのみが生きる世界。西洋にあるヴァンパイアの国に住む、元日本人のヴァンパイアであるシオンとリカンは、人間だった頃の記憶を喪いながらも、互いを支え合…

写真家になるのが夢の中学生・実紀がやって来たのは，南国の孤島。異国の空気に触れ，自然と自信を持つようになる。迫り来る高校受験を目前に 荒れる妹！荒れる肌！荒れる海！ 果たして実紀…