「宗かな」を含む小説

榊宗一郎と朧月夜は、保健室へ向かうために学校の階段を下りている途中、奇妙な空間に迷い込む。 どこまで続く薄暗い廊下。階数がでたらめな階段。そんな中、二人は最初の目的地である保健室…

元祖札束風呂、もとい、小判を床に敷き、その上を全裸で転げまわるのを終生の楽しみとした守銭奴岡定俊。もはや老齢となった彼のもとを、弾圧から逃れてきた宣教師の一団が訪れる。彼らはある…

　 松浦かなめは、幼馴染の野坂宗也とバディを組んで、妖相手に仕事をするのが夢だった。高校一年生の初夏、かなめの中に眠る“ある方“を起こしに来たという妖によって、かなめの本来の力と…

【あらすじ】 「今夜、百物語をやろうぜ」 とあるサークルの合宿で、そんな言葉が噂の様に流れた。 その噂を聞きつけて集まった物好きな七人が、夜通し怪談を話していく。 さて、百個の怪…

☆お知らせ☆ 　後継作品「瑠壱は智を呼ぶ」（作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816452220806949514）を連載中です。 □あらすじ…

時は江戸。かつて「独眼竜」の異名で恐れられた伊達政宗の次女、牟宇姫は、もうじき はとこ の石川宗昭に嫁入りすることが決まっている。自身の「むう」という変わった名前や、許婚である宗…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

和歌山県西山村に移住し、今にも潰れそうなカフェを経営する新庄幹男は、西山村の村長、坂本に個人的な村おこし頼まれ、金銭的苦しさから引き受ける。最初の仕事は元ヤクザ、加藤清宗の観光ガ…

主人公の東雲宗太郎は、神社の家系に生まれた現在高校二年生。 　ある日、宗太郎は自分の家系が仕えている神社の神様に、ひょんなことから陰陽師としてとある妖を倒すことを頼まれてしまう。…

　俺、前崎宗語はこの春、高校一年生になる。そんな俺にはとても楽しみなことが一つあった。 　小学校の六年間をともに過ごした、なっちゃんこと後藤夏美がこちらに帰ってくるのだ。 　俺と…

新高校生竜王になったばかりの俺『山崎 建』(やまざき たける) は対局会場のトイレで江戸時代に飛ばされてしまう。俺は飛ばされたところで出会った「大橋宗馬」さんに誘われて門下生たち…

沢山の武将、公家、茶人も登場します。 織田信長に従い本能寺で討ち死にした森蘭丸。 信長の美少年の愛人としてイメージばかり先行の彼の人生と実像に迫る。 森蘭丸として伝説となる前の、…

ここは黒い太陽が輝く世界。昼は薄暗く、夜は尚暗い。 そんな魑魅魍魎と隣り合わせの世界で、妖怪退治『左団扇』を経営する二人組。 鵺使いの亜緒と、「妖殺し」の異名を持つ蘭丸。 しかし…

推薦で大学合格を決めた平田色葉には二年生のころからの友人、瀬尾宗哉がいた。紆余曲折を経て色葉にとって瀬尾宗哉はかけがえのない友達となっていた。そう、あくまでも友達だった。が、冬休…

おにぎり屋の“小春”と兄の友達“政宗”は幼なじみ。一旦は引っ越しで離れたものの、数年後また戻ってきた政宗と再会した小春は、徐々に恋心を募らせていく。 「……政宗くん結婚するの？…

学年で一番ちいさい宗太くんは、クラスでも馬鹿にされたり苛められたり。 大切にしている筆記用具とぬいぐるみだけが知っています。 おうちにひとり留守番をする彼に、不思議なことが起きま…

　中学二年生の藤咲燈子は、あるとき目が覚めると、自分が見知らぬ病室のベッドで寝かされていることに気付く。 　医者の話によると、自分は父親の運転する車で事故に遭い、三年間眠ったまま…

四十五歳の宗平は栃木と東京の二重生活を謳歌していたのだが、緊急事態宣言が出され東京へ出られなくなる。栃木では二十四歳の時結婚をした妻と二人の子どもの父親だったが、東京にも宗平をパ…

　三年前、フランスで起きたとある事故で大切な人を失った。 　とても大切な人だったが、幼いあの頃の俺にはそれが友情だったのか愛情のかは分からなかった。いや、今思えば分かっていたのに…

　◆半開の比天◆ (はんかいのげてん) 伊達政宗―――。 七十年と云う、ちょっぴり長めの天寿を全うした「最後の戦国武将」。 浮世との別れの中で思うは 先に散った戦友と同じ…