「短編 ショートショート」を含む小説

「らっしゃーい」自動ドア付近のスピーカーから、威勢のいい声が鳴った。また客がひとり入ったのだ。店内は狭く細長く、カウンターのみが設けられている。それも、カウンターの向こうには何も…

基本的にダークストーリー、時々明るいけれども。1ページ完結の世界をお楽しみください。 ※ある災害の歴史には津波、災害を思わせる描写があります。苦手な方は読み飛ばしてください。…

書店で気になった漫画を見つけては、販売サイトの星を参照する。家電量販店では、スマホ片手にレビューを眺めながら商品を選ぶ。

異星人に遭遇したんだ。腕には死にかけの仲間を抱いていてた。

高校３年生のある少年は、進路を決めた人たちがいる一方で、６月に入ってもなお進学するか就職するか決められずにいた。 外は台風の影響で激しい雨が降っているため、少年は家の中で悩みなが…

この物語は主人公の結衣と共にトイレの花子さんに花言葉を教えてもらうお話です とても短いお話なので空いた時間などに気軽に読めると思います 花園 結衣・・・この物語の主人公。トイレ…

仕事終わりに酒場でエールビールを飲む男。 やがて酒場にリュートの音色と吟遊詩人の声が響き渡り、物語が語られる。 自主企画参加用に書き下ろした超短編です。 ※この作品はノベルアップ…

「そうです。その、郷村酒造です」中途採用面接試験にて、面接官は目の色を変えた。郷村酒造といえば、現会長である郷村剛蔵ごうぞうの旗頭のもと、徹底した営業戦略で一時代を築いた会社だっ…

なぜ彼はスーツで海に浸かっているのか。 なぜスーパーで買ってきたものを海に投げているのか。 ＠マーク以下が解答編です。5分で読めます。

「アキモトくん！　『好きな人が分かる装置』を作ったぞ！」 天才発明家であるミナミ博士は、ある日そう言った。 博士と助手の、ショートショートラブストーリーです。

とある人生に疲れた女性が見つけた世にも奇妙なサービス『自殺体験』を利用するお話。

上海に魅了された男は、同時に孤独感を抱いていた。そんな時、男はある案内を見つけ……。

心が求めるものを求めて歩く。 数日に一回嵐がやってきて、そこから異常な日照りが続く。 これが繰り返される、そんな場所で。

あぐらをかき、右の掌を正面に突き出している。丸めた頭からはなにやら湯気が立ち昇っているようだった。ぐっと寄った眉間の皺は、彼の極度の緊張を思わせる。

「おや、亀さんが子供達に苛められているじゃないかっち」――これは、一人の男の善意から始まった、小さな小さな物語。

君と僕とのワンルーム生活。ただそれだけです。 サクッと読めるのでちょっとの時間つぶしにどうぞ。

売り出し中の若手俳優・錦野にしきの恭介きょうすけは、マネージャーに頭を掴まれた。「ちょっと、やめてくださいよ。セットが崩れるじゃないですか」「馬鹿を言うな。スポンサー様に謝るんだ…

結婚なんて考えたこともなかった俺が、いつの間にか、婚姻届に判を押してしまった。こんな俺なのに。くだらない、最低で、最悪の俺なのに。俺なんかと結婚してくれる女なんて、いるはずがない…

「いえいえ、そんな。お気遣いなく」「この度のDJ公演、本当にありがとうございました。うちの生徒たちも、普段は見られないステージを間近で楽しめて、とても嬉しかったと思います。世の中…