「思い出」を含む小説

　スミレの花言葉。謙虚。誠実。私が追いかけたあの人は、スミレの花のような人だった――。これは私、山崎香澄(やまざきかすみ)の美しくも儚い2年間の思い出を記録した物語。 本編全11…

カクヨム甲子園2021ロングストーリー部門奨励賞受賞作。 男子バスケ部のマネージャー、陽咲は先輩達の卒業式を終え、部室で一人ボールを磨いていた。そこへ陽咲の想い人、梅慈先輩がや…

主催者：とまと様 自主企画：第3回5話まで【真剣】読み合い企画　参加作品 思い出思い出思い出思い出思い出思い出思い出思い出思い出思い出ない思い出思い出思い出思い出せ思い出思い出…

　2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。 　同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。 　社会人一年目の僕、荒木遊真（あらきゆ…

私の名前はジャック怪奇現象などの推理をしている探偵だ、 怪奇といっても心霊や怪物などの浮世離れしたものではない。 密室、行方不明、容疑者が特定できない等のいわゆる「未解決事件」の…

全てを忘れても、大丈夫。（※重複投稿しています）

ゆあんさん主催の自主企画「筆致は物語を超えるか」【初夏色ブルーノート】 に参加したつもりだったのですが、企画参加のチェックが外れたみたい。気づいたときには企画終了しててお蔵入りに…

何もない空間で数え切れない程長い時を過ごしてきた。 寂しくない訳じゃない。 それでも僕が生きていられるのは、君との思い出があったから。 ……あれ？ 君は、どんな顔で笑ったっけ？ …

新暦1899年。18年前に勃発した大陸湾岸三国戦争に幕を下ろしたアルトラス共和国の歴代最年少で外務大臣に就任したペネロペ・トランスリバー。しかし、彼女は『転生病』という記憶を少し…

　俺、八坂隆二は、都内の国立大学に通う三年生。 　そんな俺が、電車で家に帰る途中で見た夢に出てきたのは、かつての初恋の彼女。 　俺は懐かしくなって、その彼女―東城礼子―の名前で、…

高校の陸上部の同窓会の後、当時想いを寄せつつも疎遠になってしまった先輩との帰り道。本当にもう全部終わったことだったのか。不器用だった青春時代と、今。変わり始めた二人の関係を、秋の…

高校生の夢見がちな少女アミー・ベイリーの思い出と約束の物語(仮)

キミの夢を見た。 小さいころから家族ぐるみで仲が良く、中学の頃、僕に何も言わずに何処かに引っ越していったキミの夢を。 赤とんぼが鳴くと表現した幼馴染を思い出す。

雪野花音は中学を卒業して、東京に引っこした。クラスになかなか馴染めずにた時、ユメが声をかけてくれた。友達が出来たことで高校生活を楽しむようになった矢先、中学生時代に患っていたがん…

青春の女学院時代。 旧家の令嬢・文月琴と学院の問題児・七堀嵐は密やかな友情を築き、そして別れた。 その十数年後、文月琴は再会する。 病室で死にゆくかつての友と、その娘と。 …

車椅子に座った少女の手足は一生動かすことはできない。 感情を失った少女の思い出は一生記憶されることはない。 これは、そんな少女たちのお話