「鬼」を含む小説

　夏の夜に会ってしまった、至って普通な男と殺人鬼の女の歪んだ関係です。

ある藩で、男が殺された。 男を襲ったのは、藩内随一の剣士 彼は脱藩し、行方を眩ませる。 殺された男の弟は、仇討ちの旅に出た。 胸に憎しみの焔を燃やして

中学生の夏に、主人公（一樹）は、鬼と戦う不思議な力を持つ男の子（晴夜）と出会った。その出会いで、この世界には鬼が存在していると実感する。やがて大学生になった一樹は気になる女性がで…

「告知」に続く、「Ｌｕｃｉｆｅｒ（ルシファー）」シリーズの口語体・一人称バージョンです。 ネットで見つけた、黒羽少女のイラストに刺激を受けて書きました。 素敵な画像を描いてくださ…

今よりはるか昔・・。 平安の世には【鬼】が棲むと言われていた。 鬼は人を喰らい恐れられる存在であった。 その【者】もそうであった。 ただ、平安の世は妖怪や物の怪、魔物などと呼ば…

“死神”という人知を超えた存在に目の前で両親を殺された小学３年生の少年。 唖然として現実を受け止めることの出来ない少年に、“死神”は提案した。 沢山の人間から“残り時間”を奪え…

4年前に別サイトで投稿していたものです。多少変わっていますが温かく見守ってくださるとありがたいです。 このお話は食人鬼の女の子と死にたがりな男の子が出会い互いに惹かれ合うお話で…

　名は体を表す通り、百目鬼学（どうめきがく）という鬼のような刑事がいる。 　昔風に言えば六尺を超える大男。ゴツゴツと厳（いか）つい身体に目が鋭い。その上、喋りがぶっきら棒。いか…

常冬の島ジマーにある不思議屋マドゥカに、春の訪れが遅いある日の夜、不思議な客がやってくる。その客はいきなり言った。「レティア・モリガンのスクラップ・ブックはあるか？」レティア・モ…

白髪の少年は自分の名前を覚えていない。 世界は彼に家をくれない。 様々な世界を転々と渡る、その先々に現れる怪奇。 何処から生まれ何処へ向かうのか、わからないまま彼は往く。 …

　異能の力を持った私は、戦いの中では≪英雄≫、または≪救世主≫と呼ばれ、平和の中では≪殺人鬼≫と呼ばれる。 　≪剣聖≫として敵国を丸々滅ぼした功績で、私は一生手に入らないと思って…

大学受験に落ちた父鬼豊《ちちおにゆたか》は閻魔サマの手違いで地獄にも堕ちてしまう。受験戦争に負けた彼が果たして獄卒らが犇《ひしめ》く地獄宮《じごくみや》の最深部の地下66階層から…

座内奈美は高校生だ。 奈美には難しいことはわからない。 だが、家族を愛している。 奈美が刀を振るのは家族のためなのだろうか。 それとも、自分のためか。

短編です。桜にまつわる鬼の話。

都会から離れた村で家族平穏に暮らしていた少年はある事件がきっかけで鬼の力を発揮する。 村にいられなくなった少年は遠く離れた神島市にて新たな家族と新たな生活を始める。しかし、その神…

　はるか古来より、人のあずかり知らない闇の中で怪異は蠢く。 　現代でもそれは例外でもなく、人々をそれは襲い、喰らっていた。しかし、そんな怪物たちと渡り合うものがこの時代にも存在す…

ブラック環境での労働に疲れた主人公。 そんな彼を癒やす場所は、異世界に存在する食堂だった。

情性欠如の、未曾有の大量殺人犯ヨシキヨは、丑の年丑の月丑の日丑の刻に、この世に転生した牛鬼の化身だった。日本の大凶事に出現するとされる件の娘,式根の力に より降臨したクラオカミノ…

　仕事であまりにも鬱がひどいため、治療のために書きました。 　世界文學には、『蜘蛛女のキス』のようにセリフだけで構成された小説がありますが、ニコルソン・ベイカーの『もしもし』はと…