「雪はね」を含む小説

塾からの帰り道、家とは反対方向の列車に乗った主人公の雪人は、列車事故に遭遇してしまう。しかし気づくとそこは真っ白な世界だった。その世界出迎えたのはアケと名乗る一人の少年。少年は彼…

　空からはしんしんと雪が降り、吐き出す息さえ凍ってしまいそうな寒い夜、しかしそれでも街を行き交う人々の顔には温かな笑みが浮かんでいました。なぜなら、今日はクリスマス‐イヴです。家…

「市に行くぞ」。 父の言葉に、ロソは感激のあまり、手にしていた山羊の餌をぽろりと取り落とした。 雪に閉ざされたハリ高地で、人々は〈つかのまの春〉に開かれる市場を目指す……。

秋田県横手市に古くから伝わる小正月行事。「横手のかまくら」 2月の一番寒さが厳しい夜にほのかに灯されるかまくらからの暖かい灯。 二人の恋はこのかまくらから始まったんだ…… 　例え…

雪菜は祖母から突然綺麗な鈴を渡され、世界一周行くから、と近所に散歩感覚で言われ大混乱の中、気を落ち着けさせる為、裏山に出掛けた。 混乱は混乱を呼ぶようで…。

仕事だけを抱えたサラリーマンと、秘密を抱えた少女。 初対面の二人は「本物の雪」を見るため、旅に出る。 東京ー北海道フェリー＆各駅停車の旅。

2000年代オタク高校生同士の初恋「三月に架ける橋」、 大人になったいとこ同士の三角関係「雨ではなく、雪でなく」、 の2編をお読みいただけます。

ある町に1人の名物男が居た。 彼はいつでも同じ場所に立ち続けていた。例え風が吹き、雨が降り、雪が降り、日照りが続こうとも。 　ある日、少年とその祖父がその男の横を通り過ぎた。…

「行け。行って、そなたの雪獅子に出逢え」―― 翡翠色の内海に浮かぶ常春の島で、「織姫」としてたいせつに育てられてきた藤世（とよ）は、浜辺で白銀の短剣を拾う。その夜から夢路に現れる…

日本語の勉強のために書いています。 足りないところがあったら指摘してください！ 申し訳ないですが師匠たちにこう頭下げてお願いします。

軽い気持ちで五月休みに札幌近郊の空沼岳登山をしてしまう二人。 ところが、山は冬だった。

――花の如く 散るが定め―― ――白い雪が、赤き血に染まる もう……戻れない―― ＊＊＊＊＊ 【主な登場人物】 織田信長（おだのぶなが） 戦国武将 明智光秀（あけちみつ…

　如月雪葉はリード学院に通う高校生。 　ある日、図書館にて授業の予習をしていると、人の言葉を話す奇妙な魔導書”リザベル”によって“魔法少女”に無理矢理変身させられてしまう。 　文…

もとはクリスマスをテーマに書こうとしてたのにいつの間にかクリスマスほぼ関係なくなってて、しかも書いてる途中で放置してたものを約9ヶ月ぶりにメモ帳の奥から発掘したので書き上げました…

かつて悪魔は、魂と引き換えに、ヒトの欲望を叶えた。 時代は変わり、悪魔たちは会社を作り、業務として「契約」をするようになっていた。 定番の「魂集め」は、下っ端悪魔の外回り仕事と…

蝋梅の咲き乱れる、春を間近に控えた雪深い山の中の小さな村。　北へ旅する法師である円維がそこで出会ったのは、キツネに取り憑かれたという美しい花嫁だった。　円維は、すぐにそれが花嫁に…