「消えたい」を含む小説

　大厄災から数世紀が経ち、人は残された魔界の痕跡と共生している。 　魔を討ち、世界を切り拓いた勇士は失せて消えていた。 　――《切り拓く剣》を胸に抱いた、彼らを除いて――。 　…

　私は夜の病院ですーくんと出会った。

ある日、中秋の名月だった頃の話。人の記憶というものは忘れるようにできていて、その事実を日々生きていく中でも、とても悔しく思っていた。ふと母親が口ずさむその歌に、奥深くにしまわれて…

山奥の閑散とした村を舞台にした双子の物語です。 時代はまだ闇が恐ろしいほどの昔。 離れ離れになってしまった双子の姉、真紅との記憶を見ていた暁。 村の者たちと接するうちに思い起こ…

ショートショート。SFであり、ミステリであり、ホラーです。

簡易あらすじ 　世界中にエネルギーを供給できる究極のエネルギー生産炉心《ＧＡＥＡ》が発明されたことにより、世界から争いが消え、更なる発展をした人類。 　しかしその平和は、凶悪…

平凡な容姿、生活を送る高校2年生の柿崎透（かきざきとおる）は、偶然が重なり勢いで想いを寄せていた高嶺の花をデートに誘う。 その当日に起こった２つの事件。 それが彼の心に、身体に消…

時々見る夢に出てくる美しいお姉さん。 彼女はいつも泣いていた。 目覚めても消えぬ夢の真実は単純で難しい。

忽然と人類が消えてしまった。 そんな世界に取り残された僕は、世話係のメイと共に生きている。 生来、感情という機能を持たない僕は、そんな世界を寂しいとも悲しいとも思わなかった。…

　事件は女子大のサークルで起きた。 　甘い物に目がないアイは、昼食後の楽しみにと限定プリンを部室の冷蔵庫に保管していた。しかし、冷蔵庫からプリンの姿は消えた。容疑者は三人。先輩の…

とある家庭に起こったちいさな事件。ひとつのケーキをめぐり謎が謎を呼ぶ・・・ってほどの話ではありませんが。ＳＦ（少し不思議）なストーリーです。

第二部、ぼちぼち投稿していきます。 見知らぬ扉の向こう側は、アナログの世界。 元の世界に戻る鍵は何なのか。 男子高校生、１７歳の星青葉は、恋して恋され楽しんで、悩んで泣いて、…

勇者が立って魔王が去って　長い闇夜は明けました 天下泰平　輝く世界　それでも晴れぬ闇もある 魔界の闇よりなお深い　人の心のうらみ闇 許せぬ外道を叩いて潰し　晴らす仕事のWORKM…

介護施設に働く、真面目が取り柄の35歳、彼女なしの男。 介 福祉 （かい ふくし） 彼は介護一筋15年の冴えない男だった。 だがある日、彼はこの世界から消えてしまうのである。 目…

天星三花は助けを求められれば無視できない性格から厄介ごとに巻き込まれ続け、人間関係に疲れ果てておきらくに日々を過ごす就職浪人となり果てていた。 仕事も探さずにネットに上がっている…

勇者と、魔王の娘の、悲しくて切ない物語。 ******************************************** 他サイトでアップしていたものを改稿した…

3年前のクリスマス、突然彼は、私の日常から消えてしまった。 今年のクリスマスも、彼との思い出が街のいたるところで蘇る。 そしてその夜、あの日と同じように――。

初めて描いてみました。おかしいところがあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただけると幸いです。

セルリアンの新種との戦いの真っ最中。 討伐に関わったフレンズ達の記憶が突如として消え始める。 自分との大切な記憶と理性を失ってしまった友人を彼女らはフレンズと呼ぶのか。