ヘルプマン

じゅうじ@かいごせんし

第1話 かいふくし転生

ある朝、ある日、毎日が同じ日々をすごしていた。


毎日変わることのない日々、、

そんな毎日を過ごして、15年の月日が過ぎていた。


僕の名は 介 福祉 という。親も介護一筋の人間だった。

当然、僕にも介護士になるべくして、この名を貰ったのである。


子供の頃は、名前に違和感があったが、今覚えば、感謝している。

仕事の道を示してくれたのだから、、


だが、毎日同じ日々を繰り返しでいる事に、刺激を求めたくもなる。

そんな日々を思いながら、今日も施設にて介護士として、

働くのであった。


帰ったら、アニメでも見ようと呟きながら、1日が終わろうとしていた。


家に帰り、さっそくパソコンの電源を入れる。

今日のアニメは、最新作の異世界系だ‼︎

この時間が、楽しみでしょうがない。


アニメを見ていた時

いきなり、パソコンの画面が消えた。


気がつくと、多くの人々に囲まれていた。


「諸君には、別の世界から、この世界に来てもらった」


とても威厳のある風貌の老人が玉座の椅子に座り話す。


周りを見れば、僕と同じ様な、服装の男や女が10名ほど並んでいる。


「諸君らは、勇者としてこの世界を救ってほしい」

続けて王様であろう、老人は話す。


「どういうことか説明をしろ」

ひとりの男性が声を張り上げて話す。


正直、僕にはどちらでもよかった。

もともと。コミュニケーション皆無だったので、

流れに身を委ねている。


そのうち、状況が収まり、一人ひとりと神官の所に連れて行かれる。


「洗礼を神より携わる事になる。それは、神からのギフトであり、この世界の職種になる」

神官の男がつぶやくと、光が僕の身体に降り注いだ。


すると、周りの人たちも僕をみて

ため息をつく。


「回復士という職業だな」

神官はため息混じりに、僕に言う。


どうやら、使えないと判断されたようだ。

元々、流されやすい性格なのと、人から下に見られてきたので気にはとめないが

呼びだしておいてこれかよ


金貨10枚を持たされ、外に出されてしまった。

どうやら、僕にはスキルも高くないようで、それに、コミュニケーションもできない

必要とされないと判断されたようだ。


魔王退治や戦争は他の転生者に任せるしかないな。

心の中でつぶやくが、この先どうすればいいのだろうか


城の外の町に出されたが、どうやら本当にここは、異世界らしい。

周りの人々は、ゲームやアニメの世界の様に、耳が長く。小さい人間も多くいるようだ。


金は金貨10枚のみ貰ったが、ここでどの様に生活をすればいいのか、

取り合えず、宿屋を探すしかないか、、


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