「鳥だけに」を含む小説

巨大な鳥を見た者には不幸が訪れるが、その卵を得た者は幸福になれる。そんな伝承が各地に残るとある世界、貧しい村で厳しい日々を送る少年、ゴナン。鳥を追う旅人リカルドとの出会いから始ま…

　伯爵令嬢トリシアは、ドレスも靴もアクセサリーも何一つ持たない御令嬢。 　全ては妹のファビアに奪われるから。 　しかし、トリシアはそんなことどうでも良く、社交しなくてもいい大義…

わがまま王女サマの言いがかりで、国外追放にされた元子爵令嬢の私。 選択肢は蛮族と噂の獣人国だけ……と、やけくそで向かった先で、侍女仕えで培った髪結いを披露したら、鳥族の人々に歓迎…

4年生の詩雛（しいな）が退屈しのぎにスマホにアプリを入れたら、異世界の学園のマスコットキャラ、うさぎの人形ソフィーちゃんとお友達になりました。 ある時、詩雛が「家出する！」と宣…

　暢気でおおらかな辺境伯爵家に降って湧いた王太子との婚約話。 　厳しいお妃様教育や過酷な政務に明け暮れる日々を厭い、婚約者から外れるべくエカテリーナは王太子に嫌われるため、悪役令…

「鳥の飛ばない天地の挟間」 藤堂が海を見ていたのは、二月二十日。――― 藤沢紀志と篠原守、高校生の二人は実習授業で海へと来ていた。 その砂浜に、戦車が現れる。 いつの間にか、…

聖女召喚に巻き込まれてしまった私。 もちろん聖女として認められるわけもなく、僅かばかりの慰謝料を握らされ王都に放り出されてしまう。 元の世界へ帰る方法もわからない。 召喚した魔…

魏呉蜀の三国志の時代、魏の皇帝曹叡は倭国に探索に関する報告を聞いて激怒した。倭国の指導者、軍事力どころか位置、規模、距離に至るまで報告が不明確だったからだ。曹叡が詰問する中、使者…

いつものように自室で眠りについた芦屋廻が、次に目を覚ますと部屋どころか見渡す限りの大草原の中にいた。 現状を理解できずに困惑する廻。なぜか人語を解し説明し始める飼い猫に戸惑いつつ…

女性の顔と胴体に、両腕は翼、細い足には鳥の尾羽のような羽を持つ違人種族、羽籠りの民と呼ばれるアンティメテル。 彼女達は成長すると営巣地を離れて世界の空を旅をする。 もう一つ、彼…

【1,500PVありがとうございます！】 自分の中にある想いが恋心なのか相手への依存心なのか、判断するまでに時間がかかってしまうという欠点を抱えている少女、湖心慕。 クラスメイト…

いたずら狸が萱を背負ったところを、カチカチ鳥が鳴いている、と言って兎が火打石で火をつけるーー。 誰もが知っている『カチカチ山』には、誰も知らないつづきがあった。 “悪いことを…

働き過ぎて過労死したはずの青年、荷鳥半蔵は気付くと異世界の砂漠に倒れていた！ バッチリ遭難した半蔵は偶然通りかかった美少女ミラのおかげで命拾いするも、あまりにも終末すぎる異世界…

「司霊者」とは、現代日本において陰陽道をはじめとする、各種呪術を修得した霊能者全般の呼称だ。 緋河聖純は、代々司霊者を輩出する名門「緋河家」に生まれ、彼自身もまた「立派で正しい司…

　瑠璃色の神鳥ソラと幼いコウタの幸せ日記。置かれた場所で精一杯生きるコウタ。溢れ出る金の魔力で今日も辺境に事件を巻き起こす。 (長編ですので、閑話からいかがですか？　登場人物が少…

藤木里桜・二十五歳。彼女は輸入食品を扱う会社の社長令嬢だったが、会社の経営悪化で多額の借金を抱えてしまった父親を救うため、借金を肩代わりしてくれた大企業の御曹司と愛のない結婚をさ…

国内でも有数の巨大財閥である『天王寺財閥』の御曹司――天王寺朱鳥（てんのうじあすか）。 　彼は天王寺家唯一の男子でありながら、父親とほぼ絶縁状態にあり、そのせいで裕福とはほど遠い…

アレックスは父親の弟子として錬金術師として活動していた。だが父親が急死をしたことで、国家資格を持っていないため猶予期間を超えて錬金術師として活動すれば重罪となってしまう。 アレッ…

人類は宇宙に進出した。 しかし、広い宇宙の中で人が過ごせるのは、鳥かごのように狭い居住船だけだ。 毎日同じ時間に点灯し、同じ時間に消える人口光源はいまだに青やオレンジを表現するこ…