思ったよりも異世界が楽しすぎたので、このまま王都の片隅でポーションスタンドでも始めてのんびり暮らします。
雉子鳥 幸太郎
第一部
プロローグ
ローブを纏った魔術師さん達が一斉に頭を下げた。
「「「ほんっ…とうーに、申し訳ありませんっ!」」」
背中を押されて前に出てきた魔術師さんが、気まずそうに愛想笑いを浮かべながら、「こ、これを……」と、私に革袋を押しつけてくる。
訳も分からないまま、小さい割にずっしりとした重みのある小袋を受け取ると、一人だけ白いローブを
「幸い、
「いや、ちょっと待ってくださいっ! 急にそんなことを言われても……」
せめて仕事を紹介するなり、独り立ちできるまでは面倒を見るのが筋ではないかと、必死に食い下がろうとするが、誰も私と目を合わそうとしない……。
「で、では、そういうことですので……今後の神楽木さまの生活が実り多きものになりますよう、我ら一同……」
「「「心よりお祈り申し上げます」」」
全員が深くお辞儀をしたと同時に、お城の大きな門扉が閉じられた。
「……は? 嘘でしょ?」
その場にぽつんと残された招かれざる異世界人。
それが私、
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思ったよりも異世界が楽しすぎたので、このまま王都の片隅でポーションスタンドでも始めてのんびり暮らします。 雉子鳥 幸太郎 @kijitori
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