「顔が見えない」を含む小説

アレックス・アレキサンダー、銀河帝国の新米パイロットが着任したのは銀河の辺境の惑星に進駐している老朽艦アナベル・リー号だった。そんなアナベル・リー号にある日、うつくしい花の枝が添…

彼女は彼にいつも会いに来て、他愛もない会話をする。 「ねえ貴方には、これはどう見えるの？」 彼は彼女が持って来たものを、彼は見えたまま答える。 それだけで彼女は喜ぶ。が、彼は…

高校生になった行村真由には生まれてこの方、人の顔が見えなかった。 彼女の目には人がのっぺらぼうにしか映らず、自身の顔も見ることはできない有り様。 母の顔を見て気絶したこともある彼…

目が覚めると、白い天井があった。かろうじて覚えていることは、さっきまで自分は車を運転していたということだけ。 そんな主人公と、関西弁がチャームポイントの彼女との会話劇。

僕はある日、人の顔が見えなくなった。 正確に言うと顔と髪型だ。他の服とかは分かるけどそこだけが見えなくなった。 辛うじて顔面に『男』『女』と書いてあるから性別は分かる。一体何が原…

「意味を考えながら、あなた感覚で、読んでみてほしい！」 情報は、それだけ！

夜道を独り歩いていた「私」は、突然暗闇から現れた顔の見えない人影に謎掛けを出題される。 友人から聞いた都市伝説の「ナゾカケ」と同じ状況に恐怖しつつも、「私」は得意の即興謎掛けでそ…

レンガ造りの美しい街で偶然出逢った二人を巡る、ピュアな恋の物語。 この出逢いは偶然か、必然か……？

ふと寄った神社での出来事。 私達は、その方々に。 恐怖を感じるのか。 感謝を抱くのか。

　【連載再開】「……私は。私は、この顔のせいで、たくさんの人に、悲しい思いをさせてきました」 　悪魔だけど天使のような心と可愛さの転校生、リール・シャンテ・フェルデンは悲しみと絶…

チャットはただの文字。 顔も見えなければ声色も分からない。 だからこそ人はその裏を妙に勘ぐる。 これは彼のとある日の失恋と言えるのか怪しい失恋の物語。

9/15に富士見L文庫さまより書き下し新作「代官山あやかし画廊の婚約者～ゆびさき宿りの娘と顔の見えない旦那様」が発売されます。 webからの拾い上げのわたしの、あれこれを、つら…

今年21歳になる杉野高也は、幼い頃からとある夢に悩まされていた。モノクロの世界で、不気味な色彩を放って風もないのに回るかざぐるま__ 異様な光景に逃げ出そうとするも、体は動かず……

実景を詠めない僕と、青い鳥に捧げる。 第六回こむら川小説大賞参加用作品です。

非常に短いミステリーです。 椅子から動けない主人公は何も無い部屋の窓を眺める。窓の外には訪問者の影だけが映る。椅子から動けない理由と訪問者の正体は……

顔が見えないと、人って結構本性が顕在する。 コールセンターで働き続けて早幾年。 立ち居振る舞いでは見ることができない“そのひと”を、私は日々耳で感じている。 これは、コール業界で…

　少年は公園で、桜の木の下にいた。 　顔は見えないが可愛いらしくて綺麗な女の子だった。 　 　あの子は、黒い箱のようなものを持っていた。箱を開けると、指輪が入っていた。あの子は少…