概要
色ある世界は鮮やかでとても美しい。何ものにも代え難い。たとえ夢でも……
彼女は彼にいつも会いに来て、他愛もない会話をする。
「ねえ貴方には、これはどう見えるの?」
彼は彼女が持って来たものを、彼は見えたまま答える。
それだけで彼女は喜ぶ。が、彼は不満が残る。
何故なら彼には色ある世界が見えるが、彼女の顔が見えないからだ。
彼女は色なき世界で生き、彼は色ある世界だけが見える。
「ねえ貴方には、これはどう見えるの?」
彼は彼女が持って来たものを、彼は見えたまま答える。
それだけで彼女は喜ぶ。が、彼は不満が残る。
何故なら彼には色ある世界が見えるが、彼女の顔が見えないからだ。
彼女は色なき世界で生き、彼は色ある世界だけが見える。
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