「親殺し」を含む小説

東大に入学して三日で引きこもりになった兄貴が四年後に誘拐され、放火で両親が殺されたところから話そうか。 これだと、「へえ～」と食いつきがいいかもしれない。 いきなり、兄貴の身代金…

ある日、出張から帰ると自宅に見知らぬ女子高生がいた。思い出に残っていたセーラー服を着て、エステ通いを始めた妻によって、家はエステサロンになっていた。妻の浮気を疑い、合法店を通報し…

けれど僕は、生きていた。

天才発明家の俺はタイムマシンを発明した。なので、親殺しのパラドックスを検証してみることにした。タイムマシンに乗って過去に向かい、親を殺そうと企んだ俺だったが――。

オタク少年、航（わたる）は秋葉原で友人との待ち合わせ時、何故か起きるはずの無い混信を起こしたスマホの所為で、『こよみ』と名乗る少女と知り合ってしまう。 やたらと堅苦しい話し方を…

ユキユリリ国。 超能力者の人口が世界で第三位のこの国に一人の少女が産まれた。 彼女の名前は冬秋春夏(とうしゅうはるか)。 最年少で国内トップの能力者を破り、15にして国内トップの…

科学の天才『航時』は、お幼馴染の『真美恵』と共に発明したタイムマシンの実験として二十年前の過去に行く。航時は二十年前の世界で、母に結婚の約束を申し込む前の父親を殺してしまう。それ…

多分続き書く

　一族を統べる家柄に生まれながら一族の者ならば誰でも持つはずの能力とは真逆の力を持って生まれてしまった「異端児」の少女が主人公の話です。ミステリーともホラーとも百合小説とも何とも…

　田中良二は大阪空町堀付近のくぐり戸の馬門がある二階建ての格子窓がある古風めかしい長屋に住んでいる。彼の趣味は新居でウイスキーを飲みながら買い漁った古書を独り読むことである。 　…

この世界の人間は魔法を持って生まれてくるのが常識だ。しかし、主人公アルはなんの魔法も持っていなかった。そのせいでアルは村の中で孤立してしまう。しかし、アルには自身も気付いていない…

女は夢を見る。親友の最期、そして始まり。 悲劇を繰り返してはならない。 内に秘めた正義のために、女はゆっくりと世界を、自分を壊していく。 前作「スノウドロップ」より、およそ25…

今は昔。場所は北部を雪深い山脈がそびえ、南部を海に面するとある半島。 その中心にある雪竹氏の領地には周辺でも有数の美しさを誇る白亜の城が存在する。 雪竹城主の末娘である霞は姫で…

時間の壁を越えられるようになった人類は、様々なパラドックスの検証に乗り出した。父親を恨む男、岡部は親殺しのパラドックスの検証に名乗りを上げた。

夏になると第二の殺人以降、「私」は少女を殺す。 「私」と「一人目の被害者」の正体はテキストの中に既に提示されている。

赤井青春は十二歳の頃両親を殺し親殺しとなった。 それから4年の月日が経った。しかし、親殺しという汚名は消えず学校では苛められる毎日。そんな、ある日瀬戸内海と言う少年と出会う。 瀬…

真夏。 茹だる様な熱気の中、夏姫は近年生じている親殺し現象について思う。

【カクヨム３周年記念選手権／１日目『切り札はフクロウ』参加作品】 フクロウ、梟、不苦労、福老……。 私たちはその鳥に縁起の良さを感じ、愛らしさを抱き、知性を見い出す。 だ…

1998年、アメリカ合衆国カリフォルニア州であるオカルト儀式が行われた。 『ヘイナ』という少女が、自宅の裏で行った些細な儀式と思われたそれは、やがて世界の闇を明るみにしていく出来…

これは、僕自身が嫌になって、親が嫌になって書いています。 殺しまくります。（現実ではころしてません） 大丈夫な方だけ読んで下さい。