絶望の果てに
カラスα
プロローグ
時間が停止する世界で、一人の少女が泣いていた。
仲間、友達の為に頑張った。
だけど、私の能力は私以外を守ってくれなかった。
涙を流し、絶望する少女を後ろから何者かが抱きしめる。
「可哀想に、友達が殺されて辛いのね。」
優しく、心地よい声。
「大丈夫。」
「だから泣かないで、私が何とかしてあげるから。」
「だから、泣かないで春夏。」
彼女はそう言うと能力を発動させた。
彼女の仲間達、マリアやデッド、そして春夏が守ろうとした女の子、
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