「葉 樹」を含む小説

秋彼岸の9月20日、不登校の少女・思歩は、庭の銀杏樹から滑り落ちてきた銀杏の精霊・一葉に〈暮れることのない秋彼岸〉へと案内される。靴は〈羅針盤〉に形を変えて、精霊のいるところを指…

葉薊芸術大学、映像学科三年生の樹津田真理乃(きづたまりの)は、舞台芸術学科三年生の昇藤佳(のぼりとうか)に、課題のドラマに出演してほしいと依頼する。 ・女子大生二人の旅の記録。…

何気ない日々の中、華は学生時代に友人とよく遊びに行っていた縁結び神社へと足を運ぶ—————… そこで出会ったのは、出会ったことの無いはずなのに、どこか懐かしい人… この恋は、…

高校生となった桜野春樹。 登校し授業を受けて帰りアニメを見るいたって普通の生活を送っていた。そんなある日クラスの半数の持ち物がほぼ同時に失くなる事件が起こる。 春樹の中学からの友…

日本有数の大企業に奇跡的に入社した筈の竹内有樹は、 上司に妻を寝取られ、左遷されて山間の小さな街、萱平に押し込められる。 山間の黄昏の中で、有樹の時は止まり続けていた。 寝取られ…

郡司の娘、九々流は久しぶりに会った大好きな許婚に「婚約なんて子どもの頃の口約束にすぎない」と振られた矢先、賊に襲われ非業の死を遂げる。 ――それから、およそ九十年後。 小作人の娘…

世界樹は、芽吹き、育ち、花をつけ、実がなり、種が落ちていく 今、風が吹き出し、世界樹は揺れる。葉をなびかせ、枝を振り、幹が波打ち、実が振り落とされる 世界を支える樹は、その…

　遊戯部の部室。葉宮（はみや）樹里（じゅり）と信彦（のぶひこ）明吉（みょうきち）の二人は、いつものようにいちゃいちゃな放課後を過ごしていた。ふと、樹里は霊界への侵入者を感知する。…

茶庵にいたらトラックに突っ込まれて死んだ七夕楽は、先祖にゆかりのある女神の力で異世界へ転生することになった。 茶庵と共に異世界転生した楽はひとまず周囲を散策してみようと考えて、付…

『世界がすごく綺麗だから。私、明日、死のうと思う』 授業に出られない僕が図書室で見つけたノートは、見知らぬ少女が書いたWill and testament （遺言）と言う名の S…

幼少期に母親を事故で失った蒼樹は二浪という陰キャルートを経て七泉大学に入学。遅咲きながら大学デビューを夢見るが、入学式直後にして麗しき上級生、彩葉の色気に絆され、彼女の所属する競…

「好きになった女の子は、女の子が好きでした」 憧れを追いかけながらも、そこに上手くなじめない男子高校生、飯田希和。 彼が想いを寄せるものの、女の子にしか「好き」が向かない少女、…

突然の火事で故郷である里山を失った鳥天狗の少年は、零と名乗る人鬼に拾われ「睦樹」という名を与えられる。名前も火事の時の記憶もない少年は零の住処『隠れ家』に身を置くことに。そこは行…

僕は隣の家に住む一つ年上の幼馴染、一子さんに告白した。 「嬉しい……けど、お願いがあるの。私の兄妹の事も好きになって。ニ依奈、三葉、佳乃、樹。全員と付き合って」 何故彼女がそんな…

そこは、深く静かな森なのだと、その子は言いました。 　深いけれども昏くはなく、様々な緑を透して幾筋もの白い光が射し込み、葉を通過したその光と立ち籠める白い靄は、青みがかった緑…

小さい頃のトラウマによりくらい日常を送っていた高校生の達樹。彼には超のつくほど可愛い幼馴染がいた。あるとき、幼馴染の琴葉は俺に迫ってきたのだ。

ここは10年前の私立実栞空学校。その学校へ通う白葉凛久は幼馴染みの尾崎无名と青春ゆたとクラスメイトである黒葉未介と月見灯樹となんの事件もない普通の楽しい学校生活を楽しんでいた。 …

私、アリアは、心優しいサラお嬢様とご夫妻と一緒に住み込みで暮らしております。 お嬢様の持病が悪化し、医師から余命３日を宣告される。 助けるためにはドラゴンの巣に生えている『世界…

主人公マサムネはアニメばかり見ている厨二病。 ある日ピザを喉に詰めて気を失ってしまう。目覚めると神様から異世界転移の任務をくだされる。 しかし、転移先の世界『ユニバース』でも、神…

今よりはるか昔・・。 平安の世には【鬼】が棲むと言われていた。 鬼は人を喰らい恐れられる存在であった。 その【者】もそうであった。 ただ、平安の世は妖怪や物の怪、魔物などと呼ば…