「花弁」を含む小説

水色の花弁に白い縁取りのメガネツユクサ。 この花を見ると、恩師のT先生を想います。

　聖歴２７１年５月１４日。 　『フロウズ』というバケモノが出現してから約２１年が経った今もまだ、そのバケモノによる被害に苦しんでいた。 　『フロウズ』とは、突如として桜花共和国…

縦向きで読んだほうが、読みやすいかもしれません(深い意味はありませんが、個人的に縦向きの方が好きなので)

カーネーション帝国の公爵令嬢ジェラルディンは吟遊詩人や画家から【月は恥じらい、花は閉じる】【月の女神のように凛としていながら楚々とした美姫】と称えられる程の美貌と教養を兼ね備えて…

花は小さい頃からお花屋さんのお兄さんが大好きだったの。そんなお兄さんにプロポーズされたけど、花にはそれを、OKする資格なんて、ないんじゃないかしら。（白バラ事件とプロポーズ） …

その桜は、青く色付く 咲き誇る満開の桜。その内に、ふと揺れる異彩。少女、石動椎名《いするぎしいな》が出会ったのは、薄紅の濁流の中にあってなお鮮烈に芽吹く、青い花弁だった。

「僕」は、命を落とす者の最期の瞬間の言葉を理解できる能力を持つ。人間、動物、あるいは植物までも。生きた事実のある者たちの言葉は息絶える瞬間、彼の内側へと伝播し、そして彼自身の脳内…

卒業を翌日に控えた日の夜。 内藤広也は明日の卒業式が終わったら幼馴染の中邑波音に告白しようと心に決めていた。 だが、その日の夜に波音からどうしても伝えなければならない大事な話があ…

大陸のはてにある国オロ・ノードで賢王と呼ばれていた父の跡を継いだのは、勉学や人格に優れた第一王子ではなく、粗野で横暴と言われていた第二王子だった。 弟即位の直前、たった一人の腹心…

生首の彼女と寝取られの話です。 姫路りしゅうさんの自主企画『第一回NTR小説フェスタ』に参加させていただきました。よろしくお願いします。

ノインライト王国第六王女、エルーシア。 この国では王族のみに与えられる異能『祝福』というものが存在するが、エルーシアに与えられたのは『死の祝福』だった。 触れた植物を枯らし、愛ら…

「魔女は愛されなかった。まるで片翼のもがれた天使のように」 　そんな魔女——友利香音は、親からネグレクトや虐待まがいのことをされていた。 　だが、そんな彼女のことが好きな男子生徒…

　花の花弁をエネルギーとして使う技術の花学。その技術を学園で学んだ秋里蓮司は、卒業後庭師となって、百合園家の専属庭師として住み込みで生活をすることになる。 　百合園家には、紫乃と…

祠が好きな少女と、その近くで露店を開く描きの話です。 暴力描写は非常に軽度です。

新学年に上がった俺たちはクラス写真を撮ることになった。 クロノヒョウ 様の自主企画｢シチュエーション物語｣参加作品です。 シチュエーション ・「教室で、恋に落ちた瞬間まで」…

町外れにある生花店、語部生花店。店主の女性のみがスタッフとして勤めるその生花店にある日一人の男性が訪れる。 何の気なしに入った男性が語部生花店に対して様々な疑問を持つ中で店主の女…

桜の開花情報も出た春の日に、切なさや温かさを込めて綴った詩集です。 お好きなタイトルからどうぞ。

　幽霊、妖怪、怪異。 　いろいろ呼ばれ方はあるが、全ては因縁だと言う少女との出会い。 　人と人を繋ぐ糸は、良縁だけとは限らない。 「因縁の糸を切るのは可能じゃが、切った端屑は…

現代陰陽師として妖魔と戦い科学の世でありながら全力でファンタジーしていた蓮。 そんな彼は気がついたら羊になっていた。 しかもただの羊でなく、地面から生えた茎につながり、花弁に包ま…