「幻想 箱」を含む小説

『五七五プラスαの宝石箱』番外編。 一句部門を書いてて、とつぜん、大量にできてしまった廃墟連句を別作品に仕立てました。 ホラーではなく、メランコリックで物悲しく美しい廃墟に迷い…

中学生の穂乃香は、友達の影響で人気歌い手グループ『ふぁんない』の動画を良く見ていた。推しというほどではないが、好きなのはメインボーカルのレト君。 そんな穂乃香には犬飼陸翔という幼…

幻想都市セイレンは隔壁に囲まれた都市である。 隔壁は、毒を防ぐためであり、また暴走機甲であるNoahの侵入を防ぐためでもある。 隔壁外でNoahの排除を請け負う主人公は、隔壁外で…

一話五分以内で読める程度の掌編を集めておさめました。ちょっとした時間の隙間にぜひどうぞ。 ☆ノベルアップ＋にも掲載しています。

夢とも現ともつかないような、不可思議な短い話。140字程度の一編をお楽しみくださいませ。

地上には蒸気機関車が走り、通りにはガスの灯が現れ始め、 騒がしい平和を謳歌する新時代にも冒険者たちは死滅していなかった! 全編ドタバタでお送りするちびとのっぽの珍道中。 遊び心…

　”退屈”しのぎに恋文を書いた御子柴アリスは、それを一年生の下駄箱にランダムに入れた。誰に届くか、放課後の音楽室で待つ。 　その恋文を受け取った中村蛍は、その日を悶々としながら過…

ぼくの家は森のなかにあって、そのひとにとっては宝石箱のようなものだった。

「今は嘘をついてもいい時間だからさ」 　呆気にとられて立ち尽すぼくを置き去りにして、店主は店の中に戻ってしまう。書店員として新米なぼくは、この街の住人としても新米である。ゆえに、…

お題箱で頂いた「酒と美青年」というお題で書いた600字強の掌編。耽美幻想目指してがんばりました。

　第三話まで読んでくれ、夢幻のまちと呼ばれる異世界がある。夢幻のまちには魔法や超常現象、妖怪や魔物と言った幻想生物、オーバーテクノロジーが存在する。しかし楽園では無い。不必要とな…

学校の帰り道、遠回りをして、普段とは違う道を選ぶ晃（あきら）。見慣れた街の、見慣れない道の先で、晃は袋小路に迷い込む。そこで出会った不思議な少年と、行き止まりの壁に現れた謎めいた…

日々Twitterで詩を書いてます。 140文字で収まらなかった詩の居場所。

　世界が普通であることは、俺には退屈で...　 　そんな中、ある駄菓子屋の、ある扉の前で。俺の。俺達の日常は、異常になっていった。 　ある世界では白と黒の色が争い 　ある世界では…

ブリタニア帝国に支配された植民地、新大陸アメリア。 新聞記者にして独立運動のリーダー、マーサ・ワシントンはレジスタンスの仲間とともに紅茶貿易商船にテロを敢行する。だが、そこにあっ…

～甘露照らす灯～ 恋破れ傷んだ心を撫でる灯は、熱を帯びない儚い灯り。 それでも私は癒やされた。 春夏秋冬永遠に、蛍が瞬く神秘の湖。私は奇跡を手に入れた。 いつの日か、奇跡が呪い…