「ぶらぶら」を含む小説

　ぬるい風が墓場の方から吹いてきたように、足元をするすると通り抜けていった。どこまでも続く長い道は、眩い光を浴びて、幻のようにぼんやりと白く光って見えた。どこへ行くとも当てがある…

人権を売った。 借金がかさんだもので、藁にもすがる思いで出品したらなんとなんと10億円。 一生遊んで暮らせる。 妻も仕事をやめた。 ちょっち生きづらいけど、ぶらぶら行こうぜ。

怪異物語創作コンテスト「掛川百鬼紀行 」の応募作です。 ◆◆◆ 東京に住む普通のOLの透子、彼女に助けられた縁で居候中の妖怪【苦笑】の笑介は、真夜中の散歩が趣味。毎夜ご近所…

「第3回角川武蔵野文学賞」に向けて書きました。 高校生二人組が、武蔵野の水辺や史跡をぶらぶら歩き回るお話です。 ＝＝＝（2023/07/28追記） 本作は、皆様に応援して頂いた…

電シャ 逃げる、私は逃げていた 鼻からは 私が先ほど、ぶつけた時に、血管でも切れたのだろう 呼吸の邪魔になるような 鼻血が、漏れだし 口に入り ぽたぽたと 顎から落ちるのを感…

とわか駅。そこは時間がゆっくりと流れる不思議な場所。 烏森薫は就職活動に大苦戦中。周りが進路を決めていく中。予想以上の大苦戦に焦っていた。そんなある雪の日の帰り道。気がついたら…

ある日、目が覚めたら俺は学校にいた。もちろん夢だとわかっていたからぶらぶらし始めた。そしたらここ、BL学園だったんだよ！俺、ノンケなのに！完全に詰んだ。 そして俺の学園生活はどう…

旅行が大好きな少女は、通り魔に殺された。そして転生した先は、少女の理想の異世界だった。その異世界はとても広大で、旅する場所がたっくさん。食料や金銭は、少なくなると、空から降ってく…

娘であるしーちゃん(2歳)は、絶賛イヤイヤ期の真っ只中。作った料理も食べてもらえず、私はなんてダメな母親なんだろう、と自信を無くしてしまう。なんとか気力を振り絞り、娘が食べてくれ…

大学１年になる真紀は、躓いた弾みで家出少年にコーヒーをぶっ掛けた。そして行く当てもない少年を誘って、二人でぶらぶら大学構内を回っていく。１２月６日、心に傷を負った二人の他愛のない…

ぶらぶら散歩が好きな夫婦だけど、コロナの所為でお出かけが出来ない。そこで、人混みをさけて近所をめぐってみたところ、これが意外とおもしろい。そのおすそわけを皆様に届け。 読んでくれ…

第2回角川武蔵野文学賞に応募するために書いた短編小説です。 このご時世で島根から実家のある神奈川にもなかなか帰省ができません。 帰るついでに武蔵野をぶらぶら散歩することすらままな…

霊好 お稲荷神社に住んでいる神様。 なんとなーくで神社を自ら作って参拝客にご利益をあげたりしていた。 退屈過ぎて鳥居の上で座って足をぶらぶらさせていたところ、自分を見ることので…

あらすじ デスゲイズという悪魔の王が、自称人間と偽って、仲間たちと暴れまわる冒険ファンタジー小説の、バージョン4.0です。 登場人物 デスゲイズ 黒い服、黒い髪、黒い剣を持つ…

窮屈な日常に嫌気がさし、旅に出たいと思うようになった高校二年生、高橋 翔（たかはし かける） 貯金をおろし、さぁ旅に出るぞと駅に向かった翔は、クラスメイトにして孤高の美少女、七瀬…

俺、藤屋明人（ふじやあきと）。ひょんなことから異世界に飛ばされたんだが、特に強い武器や装備が見つかる訳でも無いので、適当に街をぶらぶらして、木の棒を拾ったりしてた。　.....そ…

男はぶらぶら、ぶーらぶら

ある日、買い出し直後に異世界に飛んでしまった嘉市達也(かいち・たつや)のそばにあったのは住んでいたアパートにあるキッチンだった。 異世界に飛んでしまったものは仕方が無い！　それな…

あなたは散歩が好きかな？　私は好きだよ。目的なくただ街をぶらぶらと散策する。あまりに多すぎる情報量によって脳味噌がかき回されている日常を離れて、深いことは考えないで、ただ歩く。時…

引きこもりの女性「私」は今日も外に出ることなく、八畳間の部屋で過ごしていた。何かと理由をつけて部屋から出ない彼女は、気がつくと寝てしまっており夢の世界にいた。彼女自身も夢であると…