武蔵国スケッチ出雲国フォトグラフ

第2回角川武蔵野文学賞に応募するために書いた短編小説です。
このご時世で島根から実家のある神奈川にもなかなか帰省ができません。
帰るついでに武蔵野をぶらぶら散歩することすらままならない今。
最初に思いついたタイトルが「武蔵野格差」でした。
里山の風景とか自然の豊かさだけ見たら、島根も武蔵野に引けを取らないのに、
結局は東京に近いから価値があるんでしょ、みたいな話で書き始めたのですが、
気づいたらだいぶ逸れた物語になっていました。