「鬼」を含む小説

　2019年、東京。大学生の高島 春来（タカシマ ハルキ）は、ひょんなことから殺人事件現場を目撃する。過去に両親の遺体を目にした彼にとって忘れたい光景だったが、同級生で仲のいい宮…

平凡、平均、没個性的と言われ続けた及川彩斗（おいかわあやと）。そんな彼はある日、様々な世界から集められたバトルロワイヤルに巻き込まれてしまう。 周りは凶悪な巨人、殺人鬼、最強の魔…

　十三夜の晩に月明かりの下で影踏み鬼をすると、影の中から黒いおばけが現れる。 　おどろおどろしい見た目に反して臆病な一面があるというおばけの噂に、転校生の少年Yは興味を持つが、他…

あらすじ 佐藤神（さとうアンジェリーナジョリー）という名前を付けられた主人公は、日々母親に殴られていた。しかしそれでも母親が好きだったのだが、ある時殺されかけてしまう。時を同じ…

どことなく不思議か、不気味か、怪談風味、そんな感じの話を百話目指して書いてく一話完結の短編形式の作品です

「奇病」発生ーー「奇病」を治すためには、「日本呪術協会」に入り、「異界仕事」をしなければならない 昔の、大天才であり、今は鬼「教官」の娘、冷堂氷（れいどうこおり）を護衛することを…

　陰陽師の家系としての千二百年以上の歴史を持つ氷狼神社、そこには古来脈々と継承されてきた舞と太刀と言付があった。 　氷狼神社の後継として生まれた主人公の少年は、社に代々伝えられて…

「森で迷ったら美少女吸血鬼に雇われました」 徳重陽一、通称ヨーイチ。平々凡々の高校生の彼はイギリスに修学旅行中、吸血鬼のお嬢様メアリのお屋敷に迷い込んだ結果、執事見習いとして住み…

とある町のとあるすみ 桜並木の美しい小川を望むその場所には 小さな小さな写真屋があります 少し古くて懐かしいその写真屋 けれどそこには 実はちょっと不思議な噂話が 写真を通して…

「ジパングはカタイの東1500マイルに浮かぶ広大な島国だ。莫大な黄金を産出し、王の宮殿は金でできている」 マルコ・ポーロ著　東方見聞録より 西暦1689年日本。徳川泰平の江戸時…

歌舞伎大好きの商家の女房が、今評判の「恋女房染分手綱」を見るため、夜明けとともに木挽町の河原崎座へやってきた。 足もとに転がる何かにけつまずいて転んだ女房が、よく見ると、それは丸…

海底都市にウィルスが蔓延した。人を狂わせてしまう未知のウィルスだ。 人々は狂人と化して互いに殺し合う。 感染をまぬがれた人はわずか。息を殺してやりすごす。 そんな中、都市にやって…

連続殺人犯の「ドクター」と彼を追い罠にはまって捕らえられた二人の会話劇。『何故人は人を殺してはいけないのか』と言う問いに対するそれぞれの答え。

※暴力、虐殺、鬱要素あり。 苦手な方は読むのをおやめください。

　幼いころより『化け物』と呼ばれることには慣れているつもりであった。老人のように真っ白な髪、青白い肌に血のように赤い目。生まれてからこのかた鬼の子と忌み嫌われ、蔵の中で半生を過ご…

時は聖暦十九世紀。所は宇宙人も来航して技術がはちゃめちゃになっていく最中の大江戸。 チャチな盗人から欲望のままに振る舞う宇宙商人まで、悪党はひたすらに増えていた。 しかし、大江…

　恐ろしい魔物が生息するという呪われた地――｜灰色の森《グレイ・フォレスト》。 　そこに住む岩鬼人（トロール）のトールはいい加減な乱暴者。 　一角獣（ユニコーン）のスミは厳格で…

時は室町。月が美しい秋の夜、武家の夫婦は杯片手に鬼女紅葉の伝説について語り合う。己には勿体ないほどに美しい妻にいつまでも馴染めぬ夫は、最近ある娘を寵していたのだが……。鬼女伝説に…

桃太郎の鬼退治の伴をしている犬の名は『桃太郎の犬』。ドSの主人桃太郎と盗人猿と居るかどうか分からない雉と共に旅を続ける。もう一歩で鬼の住む土地に踏み込むところで一行は或る鬼と出会…

時は近未来。 平安に流行った百鬼夜行が今でも続いている。 昔と違うのは、鬼が増えたこと。 鬼はヒトの肉を喰らい、同胞を増やそうとしていく。 そんな鬼を殺すことを生業にしている団体…