「＋何か」を含む小説

新宿のゴミ捨て場で発見された全裸の若い女性の死体。長時間拷問された痕跡が。左目が義眼の女性探偵ミクには、人には見えないもの（死んだ人間）が見えることがある。彼女は、不倫調査の延長…

「では問おう」というフレーズの話です。

　舞台はホラーのよくある題材である古いテーマパークである。 　うるさい程に楽しげな音楽は消え、星のように輝く人工のライトも光を潜めている。ただ、破けるような音、重たいものを引きず…

初めて好きになった人（虎太郎）に彼女ができ、告白する前に失恋 しかも、ずっと好きでいることを彼の弟（匠刀）に知られている 硬派な兄と違い、弟は規格外の自由人 何かにつけて桃子に…

幼い娘の瑠璃が突如として語り出した言葉に、父・磯川は戦慄する。「私だよ、杏奈だよ」。それは、磯川がかつて関係を持ち、見捨てた後輩・本宮杏奈の声だった。杏奈は自ら命を絶ち、今では瑠…

何も出来ないダメな子––––小学5年生のマコトは、いつも独りぼっちでいた。 そんなマコトがある日学校で本を読んでいると、突然クラスの中心人物であり人気者の”灘　なこ”が話しかけて…

　余命宣告をされ病室のベッドに横たわる老年の男性。内縁の夫の彼を見守る、不思議な雰囲気を醸す、内縁の妻。彼女は夫に「私はこの時を、ずっと待ってたの」と言う。 　何度も人生を繰り返…

※語り手は粟田さんといいます。それ以外何も、性別さえも決めていないのでご自由に想像してください。 部屋を視覚的に閉め切る。 血を塗り乾かした木綿布を升の底に敷く。 升に水を張…

広告代理店勤務の山本啓二は東京都の広告代理店に勤めている。ある時、大阪への出張を命じられる。経理の女性社員真中にいい顔をしたくて取ったホテルは商談先の大阪市本町のビジネス街からほ…

何か色々と考えていたらむしゃくしゃして、メタファーにしました。

児童虐待、家庭内暴力、快楽殺人、いじめ、ストカー…、ごくごく普通の幸せな家庭を襲う突然の悲劇。逃れようのない袋小路、はらわたをねじられるような苦悶。自身は何も悪くはないのになぜこ…

かつて、雷帝と恐れられた少女「エルルア・シュレイガン」が眠りから目覚めると1000年の時が経っていた。周りからはエルルと呼ばれる彼女は、従者の「ルゥ」とともにかつての戦友が学院長…

　この世界にダンジョンが発生してから十年の時が過ぎた。 　既存の生物とは根底から異なる怪物の存在や、物理法則を無視した魔法やスキルの発現などによる争いや混乱が漸く収まり、ダンジ…

★底辺作家の僕ですが、皆様に僕を知ってほしいです★

昼下がり。お昼ご飯を食べてから耳に入ってくるご飯の話。 いつかは食べたいご飯、いつかは食べれなくなるご飯。 いつかはどんないつか、そんなふんわりとした話。

　引きこもりの比企コマは、習慣の図書館に行く途中で車に轢かれた。目が覚めたら病院……かと思えば、異世界……？！ 　建国の王も、医者も、技術者も、陰謀論者まで、地球からの転生者！ …

…ん？ここはどこだろ…誰か手を握ってるよね…誰だろ… ボクは、握られてる手に、少し力を入れて握り返した。 《うーん♪……！空！よがったぁよぉ…ｸﾞｽﾝ…目を覚ましてくれて…ｸ…

　私、初音はオジサンの話し相手やマッサージでお金を貰うのが趣味のビッチである。 　ホテル街、ついに初体験を売ろうとしたら風紀委員の彼に止められた。　 　マジメガネ、これが彼、…

♪- コンサートプログラム- ♪ プログラムを手に取ってくださった皆様、そしてご来場いただいた皆様に心からの感謝申し上げます。 奏者も、指揮者もいなく、何も聴こえない公演をご…

柏木菜々美(かしわぎななみ) 肩口まで伸びてた赤毛の少し釣り目な女子生徒。ここねが世界で一可愛い。 自分がここねといちゃついているのに、他の人がいちゃついているのを見ると顔を真っ…