「前に 短編」を含む小説

志摩誠一は山を登っている途中、古びたお社を発見した。軽い気持ちで掃除をすると、目の前にお狐巫女が現れて―― どこかポンコツなお狐巫女の香夜に癒されつつ、世話になることに。

南李心（みなみりこ）は、偉大な唄者（うたしゃ）の孫だった。 しかし、その歌声は親友の一言によって、彼女の中に封じられてしまう。 やがて高校入学を機に、心機一転する李心の前に、天才…

心に傷を負い、通信制高校に通う都希斗《ときと》。 ある夜、電源の入らないスマートフォンに、届くはずのないメールが着信し……。 月の照らす夜にだけ、もう居ないはずの彼女とメールで繋…

入社5年目。 仕事も一人前、後輩も出来た。 だが、社会人になって一度はやってみたいあのシチュエーションを、未だに達成していないのだ。

大好きだったあなたへ。 幸せだった日々へ。 ねぇ、大往生で転生したけど、それって元の世界に未練、ないと思いますか？ ＊＊＊＊＊＊ こちらは 『私は「あなたのために」生まれて…

立派な象の前を男が先導し歩いている。 男は言った「この象は私の…

ほんの十数分前に思いついた文章です。 お好きに感想を感じていただければ嬉しいです。 また、題名の「節」(せち)とは、日本の古語で、「季節の変わり目」を意味します。

数年前、たった数ヶ月だけ同じベッドで寝ていたあの子。 モデルでタレントだった彼女は、今はもうどこにいるかも分からない。 僕は、彼女の最後の言葉の意味を、知らないままだった。

カクヨムの新機能「10年《《前》》まで、分刻みで指定できます」を使い、2030年の僕が、2020年のキミに仕掛けた賭け。それは…… 　この短編小説を僕より早く見つけ出し、 　キ…

　ある日、夕食を作っている僕の前に、「想い出泥棒」を名乗る三人の女性――のじゃロリ、眼鏡っ子、クール系お姉さん――が現れた。 　彼女たちは、どうやら僕の、とある想い出を盗み出した…

誰にでも平等に訪れるもの。僕が愛した人物もそれで目の前から消えてしまった。残されたのは小さな赤子。彼女と共に生きていく。

とある近未来、言葉を交わす女研究者とAIの話。

※カクヨムコン短編用に少々手を加えたものです。 内容はほとんど変更していませんが、一話でしっかりと終わらせるために最後の方を書き足したりしています。 一度読んだ方も、初見の方も、…

引越し作業中、妻は見覚えのない手紙を発見する。 それは1年前に書かれた夫からの手紙だった。

クリスマス――文字から目を転じると、そこにはクリスマスがあった。 クリスマス――僕は、無性に、外に出たくなった。 ※この作品は元々「小説家になろう」様にて掲載させていただい…

―カクヨムWeb小説短編賞2020　佳作入選作品― いつもオレの前を走り抜けてく、『ヤツ』の渾名はブラック・クイーン。 連日常勝を欲しいままにする、この学園きっての才媛。 対す…

年上なのに低身長、眼鏡で甘党、地味系な小動物系の彼女との日常 書いた事のないジャンルに挑戦だ！　という事で、結構前に書いた物を多少変更して再掲載です。 必要ないと思いますが、…

日陰者文芸部の、ふたりの話。

　廃墟と化した古い屋敷に、その少年は住んでいた。 　夜になると黒髪黒目が銀髪赤目へと変化し、人間では持ち得ぬ力と特殊な能力を使える彼は、種としても個としても名を持たない。 　…

面倒かもしれませんが、各話の最後に選択肢があるのでそれに沿った話を選んで読み進めて下さい。真面目になるのも、変態になるのもあなた自身です。