「角川つばさ文庫」を含む小説

山村で暮らす不思議な少女モモ。ある日彼女はひどいけがを負うが、たちまち治ってしまったことで周りから恐れられ、家を飛び出してしまう。そこへ現れた、黒い影のような鬼。モモは追われた末…

「愛と海の共通点て、何だと思う？」 　白いダイニング。白い椅子に腰掛けた少女が問い掛ける。開いた窓から吹き込む風に、白いカーテンが揺れている。辺りには白い光。大きな栗色の目が向か…

どこからともなく現れる、本棚の入ったリュックサックを背負った謎の本売りの旅人、ジーニちゃん。彼女が見つけてくれる本は、どれも世界に一冊しかない不思議な本ばかり。でも、気を付けて。…

私、蟹場理音。中学2年生。そして中学の生徒会長。 私にはやりたいことがあります。 それは、文化祭！ だけど、先生たちはコロナを理由に開催してくれない……。 だったら、先生には…

須美子のいる６年１組に六月になって転校生がやって来た。彼、早川和泉君は見目がよくて優しげで、須美子の友達である寺沢直美も一目惚れした模様。須美子自身、早川の長所は認めつつも転校初…

趣味は絵を描くことで漫画が好きな中学一年生、夏野未来。 「魔文具職人」を名乗る西川塁との出会いで、不思議な力を持つ「天使のペン」の使い手になる。 ペンと魔法石を巡る二人の物語。 …

私の名前は、恋ヶ崎 アリサ 。子供の時にお母さんを亡くして、今はお父さんと二人で暮らしてるの。 だけど、そんな私の元に、ある日、子供たちが降ってきた。突然、天井から落ちてきたの…

　この作品は、「第11回角川つばさ文庫小説賞」の応募用に書いた小説です。以下、ネタバレを含む800字程度の作品のあらすじ。 　白時陽菜は清華小学校に通う四年生。ある日、クラス…

私、斎藤立夏はお母さんが二度目の結婚を決めたので、美波街に引っこしてきた。 そこにはカッコイイお兄ちゃん……五十嵐修一さんがいた。 でも修一さん、実はおばけだった！ 私は小さいこ…

間叶夢の見る夢はいつも誰かの脇役である。 現実でも夢でも自分は誰かの脇役で、自分は誰かの話題の中心になれることすらできない。叶夢は自信を喪失していたあるとき、クラスメイトの白澤秀…

中学生である石川秋人、二階堂晃、山下信一、大友夏希、鳴沢唯、各務麻由葉の六人は、夏休みを利用して二階堂晃の親が所有する無人島に遊びに来ていた。 そこはかつて、二階堂製薬が新薬の開…

ポポロニア島南部に位置するアルマリア王国では、魔王討伐の為に、 国を挙げて、大々的に勇者パーティのコンテストを行った。 ところが、勇者パーティが結成され、今まさに旅立つというその…

祐介は、ある東南アジアの国の日本人学校に通っていた。 そこは、のんびりとした気の休まる学校だった。しかし、真一郎という転校生が来てから様子が変わりだす。 ちょうどその頃、その場所…

私、山本紬(やまもと つむぎ)。 恋バナについていけないこと以外は、ごく普通の中学二年生。 周りが恋バナで盛り上がるけれど、私だけ話についていけないことが悩み。 そんなある日、森…

君は、猫という動物を知っているかい？ ……おかしいにゃあ。 それは、僕の知っている猫ではないね。 僕の知っている猫は二足歩行をして、洋服を着て、お喋りをするんだ。 僕、ソラマ…

主人公、田中岳（たなかがく）通称ガッくんは小学校六年生。 生まれた頃からの幼馴染みと夏休みに「毎年恒例お泊まり会」をするのが一年間で一番のお楽しみ。 参加するのは、同じく六年生…

「第11回角川つばさ文庫小説賞」応募作品 ＜あらすじ＞ 小学校五年生の山田秀斗（しゅうと）はその名前に反してサッカーが不得意です。サッカーだけでなく運動全般が好きでなく、クラス…

存美村は、生活に困って生きられない人間たちが、ゾンビになって暮らす村。 だけどミチは例外で、物心がつく前からゾンビになっていた少女。そのせいで浮世に思い出がない。 年に一度のお…