「罪悪」を含む小説

主催者：香鳴裕人 様 自主企画：同題異話SR-Nov.-「愛と呼べない夜を越えたい」 参加作品 愛する彼女を失った香川は、生きている事に罪悪感を感じていた。 そんな時に…

「合格発表の日に一目惚れしました！」 そう言って彼女は初対面の俺に告白した。 誰かと勘違いしていることは明白だった。だって俺は合格発表の日、体調を崩して寝込んでいたから。 彼…

自分の世界の中に、他人を受け入れるのが苦手な 志藤 広成（しどう　ひろなり）は、クラシックの音楽をこよなく愛する妻子持ち。 ありとあらゆる雑音を嫌い、自分の世界に引きこもるよう…

　高原誠一は、ある事件で心に傷を負った高校1年生の少年。そんな彼の傍らには、いつもある女の子がいた。 　内堀優美。誠一と同じくある事件を境に内気になった少女。そして、彼と一緒に生…

男は毎週花屋に寄り、花を買っていく。とある男の、罪悪ともいえる花への愛をつづった物語。 ※自慰表現があります。苦手な方はご注意ください。

　大学生の行彦は同い年で別の大学に通う恋人･湊と1LDKの部屋で同棲している。 　だが水曜日、講義で彼女がいないことをいいことに、彼は違う女性を部屋に連れ込んでいた。しかもその…

ちょっとしたことで罪悪感を覚えてしまう女の子と、音楽を創るのが趣味の女の子と出逢うお話。

その男は、自分のせいで人が死んでも罪悪感など微塵も感じていない。ただ目の前で行われている退屈な裁判が一秒でも早く終わることだけを望んでいた。そんな男に下された判決は。彼を本当の意…

企画用のお話。 同題異話SR『サヨナラ、小さな罪』 わだかまり、募る気持ち。言えなかったこと。

　ヒロシの自宅に、終末医療施設で死んだ祖父をたずねて客が来る。客である中学生くらいの少女から『紅葉の謎』を知っているか聞かれるが、ヒロシは知らない。友達なら知っているかもしれない…

俺が初めて人を殺したのは高校一年の夏だった。あれから十年以上が経ったが、いまだに俺の殺人を知っているのは、俺の知る限り、妹の和泉だけだ。 妹だけが知っている俺の殺人、そして妹だけ…

交通事故で少年の軌跡は一変したが、彼は自分が自分の運命を支配できなくなったことを知らなかった。波乱含みの運命の歯車が回り始めた! 「どうしよう、できないよ」宋風吟は地面にしゃが…

　戦いの後の地獄があたり一面に広がっている。かろうじて原型をとどめた建物、燃え尽きた畑、若い男のうめき声、人型の炭に泣きつく子供。燻った鉄の巨人。旧い人類であれば、この光景に罪悪…

　魔法のぐっすり絵本「おやすみロジャー」が話題です。事実、すばらしい効果でした。「眠い」「あくび」「ゆっくり」等の言葉を繰り返し聞かせることで眠くなるとのことで、泣き叫ぶ二歳児が…

夫婦円満な生活を送っているように見える主人公。たしかに生活には何の不満もなく、夫のことも愛しい。しかし、彼女の心の片隅にはどうしても消し去れない男性がいた。自分にも夫にも罪悪感を…

その指輪を外している間だけは、僕のものだと言ってくれ。 ゲイのユウキは幼馴染で既婚者である元恋人、ハルキと身体の関係を持つ。 ハルキはユウキと行為に及ぶ時だけ罪悪感から指輪を外す…

　入学式の日。 　新高校1年生の俺、西条幹康（さいじょうみきやす）は、昔仲の良かった幼馴染と再会するこの日を待ち望んでいた。 　3年ぶりの再会だ。さぞかし、美しい少女に成長してい…

8月の喫茶店、テラス席のパラソルの下で僕は彼女から「この町が同じ8月を繰り返し続けている」と世界の秘密を打ち明けられた。 その日から、僕と彼女の、ループする8月を脱出するための…

　異常なまでに“普通”であろうとする中学二年生、遊佐奏太。彼はある日、仲間内での賭けに敗れ、罰ゲームとして、「図書室の地縛霊」と呼ばれる根暗少女、秋月文乃に告白する事になってしま…