この小説の醸し出す空気感が私は好きだ。瓦礫、血、慟哭。そして、その中で輝く、生の尊さ。そういったもの、引っ括めて、読後の私に明日を紡ぐ勇気をくれる。短く纏まった傑作。必読です。
纏いつく霧の様な死の雰囲気がする作品。昔のアニメの「ボトムズ」の様少女の存在で主人公がどう変化していくのか終わりまでみてみよう。