「台詞だけなら？」を含む小説

「とうとう俺も潮時かもしれねえな」 僕はウイスキーのソーダ割りを飲みながらその台詞を聞いた時、寂しさで胸が締め付けられた。ついに彼の演じる次元の声が聞けなくなる日がやってくるなん…

台詞と独白のみで語る冒険譚。

誰かの部屋でグダグダと繰り広げられるコメディテイストの会話 基本台詞のみで構成されたサクッと読める小話。 お題のためにそれっぽいものを絞り出した。

ひとりの娘と一頭のロバ、長閑な日々にほんのすこしのピクニック。 台詞無しのサイレント(?)小説です。 サクッと読める超短編。

「おれ、第六感があるんだ」《そんなものあるかよ》 「守護霊みたいなものがいて危ないこととか迷ってることの答えとか教えてくれるんだ」《俺だよ、お前の台詞に俺がルビを振って解説してや…

「脈、ないんですけど……」早朝、幼馴染の由香からかかってきた一本の電話。彼女は人を殺してしまったと告白する。秋人は彼女とともに死体を埋めて隠蔽するが、だんだんと追い詰められていく…

宮廷文化が花開く平安の世。 雅やかな世界に似つかわしくない怒号と足音が、今日も敦時(あつとき)の屋敷に響き渡る。 「妖退治に行くぞっ!!　敦時、ついてこいっ!!」 「いや、その…

　仕事の上ではとっても頼りになって、スラリと背が高くてかっこいい私の先輩。 　でも彼には社内で「二刀流」というあだ名があって……。 　昔勤めていた会社のことなどを思い出しながら…

[第2期のあらすじ] 佐賀県鹿島市にある稲荷神社の参道内にある不思議なお店「前線カフェ」で、ご当地アイドル活動をしていたお稲荷様の眷属(※1部例外が有り)の女の子達(グループ名：…

高校生の瀧本千秋は姉から譲り受けた乙女ゲー《聖女の祈り》の2つのエンディングの内容に納得いかず見事にキレ散らかしていた。 何故ならどのエンディングも正真正銘の本物の聖女であるミス…

前触れの無い甘い落とし穴。その名は「恋」 　心臓を熱くした瞬間を感じ、触れ、見て、聞いて、あなたの声で表現してほしい。　台詞提供企画第一弾「くちづけ」シリーズを、甘く切ない思いと…

「誤解があるなら言ってくれ。君の口から真実が知りたい」 正直、この台詞も聞き飽きました。ですが侯爵令嬢たるもの、微笑みは絶やしてはなりません。たとえ、一連の会話や仕草まで暗記し…

四年目に偶然出会った彼女を想い続ける彼は、今年も彼女と出会った川でその流れを見つめていた。そこで再び彼女に出会い、彼はある決断をする。 ※小説家になろう様にも投稿しています。※素…

私はかつて足繫く通っていた喫茶店に久方ぶりだがやって来て、窓辺の席に座っている。もうすぐ夜になる。通りを歩く数人を朱色の懐かしい光が照らしている。今日はまだ居よう。そうして最後の…

そして、伝説の聖剣はこう言った。 「高評価＆チャンネル登録よろしくお願いします」と。 楽しいことが少ない世の中に風穴を開けるべく、ムシャクシャしながら書きました。 台詞オンリ…

【あらすじ】 コンビニに推しのVTuberのグッズを買いに行った帰り道。 僕、猪熊（いのくま）甘音（あまね）は橋から飛び降りようとしている少女に気づいた。 引き留めようとしたら…

モグリ街の人口を半分にした悪名高き殺戮オランウータンは、市警の決死の努力によりついに逮捕された。裁判を待つまでの間、殺戮オランウータンは特別製の鉄柵と収監されたのだが……あろうこ…

高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。 廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。 変わってい…

高校2年生の冬、自称・陰キャな脇部勇気の身に降って湧いた許嫁の話。 当然の事ながら、拒否しようとした勇気であったが父に載せられて取り敢えずお見合いする事に。 「――そうか、一目…

「この学校には腐った蜜柑がある。六年A組の全員だ！」 校長の台詞を聞きながら、相場翔太は「ミカン」ってワードはナシだろうと考えていた。 （みんな、楽しんでいたし、蜜柑も笑ってい…