「半分ずつ」を含む小説

　街の外れにある小さな宿屋で働くマナリナ。彼女は泊り客として訪れた奇妙な親子と顔見知りとなる。傭兵くずれのような危険な雰囲気を持つ父親のグレイ。そして、感情を表に全く出すことがな…

那智風太郎様の自主企画、お題は「プレゼント」。に、参加させて頂いた第三弾。 チャイナタウンの細い路地を入ったところに新しい雑貨屋さんができていた。私はそこで可愛いデザインの手帳…

17歳の誕生日を迎えることになった佐々間輝は両親と共に龍神の娘であり、人間と龍族の架け橋となる存在"龍の乙女"と呼ばれている巫女でもある香月家当主・彩子という女性が住む邸宅に連れ…

　元寇映画が当たったシナリオライターのアリスが偶然出会ったのが中学の同級生の健一。アリスも半分以上は忘れていましたが、ヒョロガリだったのが目を剥くような逞しい男になっているのに驚…

産声を上げた時、僕らはみな無職だった。

ささやかな日常の風景を切り取ったつぶやき。実質、ネタ帳です。上のほうは500字前後・下手すりゃ100字以下と短いので、気軽に読んでください。機会があれば推敲もしくは長編化して投稿…

じぶんはとても心配性なんですが、一日の内で起きたことを整理してみると、意外と「悪くなかったな」と思うことが大半を占めてたことが分かるんですね。そのトレーニングの一環として、という…

小説家になったはいいものの、スランプに陥ってしまった諫早周平。大島喜八郎に相談すると、彼が過去を語り出して……。 ※「北斗星」運行時の状況に基づいています。 『季節は巡りて』は…

左半身に病を抱える女子高生の黒江美鈴は、炎を操る怪異サラマンダーに身体の半分を乗っ取られてしまう。 これは、彼女が怪異との戦いや仲間との出会いの中で成長する現代ダークファンタジ…

　俺には文乃詩織という一つ下の後輩がいる。 　この後輩が変な奴というか、ちょくちょくポエムじみた事を言ってくるのでめちゃくちゃ困ってるんだわ。 　で、たまたま部室で文乃と二人きり…

『小説家になろう』に投稿したものを、改題・翻案したものです。

　陰キャでいつも教室の隅にいるような性格の高校1年生、更科裕涼《さらしなゆあ》は花火師である祖父の元で花火の技術を教えこまれていた。 　それは、祖父が営む花火工房を裕涼に継いで…

連絡先を交換しただけの知人からURLリンクが送られてきた。 リンク先のアプリ『ひとりdeこっくりさん』をダウンロードした「俺」は遊び半分で質問を繰り返していく。が、アプリはどうや…

世界の半分が水没した近未来。船の上に作られた街で暮らす少年・メックは旧世紀のパーツを売買する店「ソウブ商会」の丁稚だ。ある夏の朝、店長の知り合いと思われる変な客が現れ…

世界の半分が海面下に水没した近未来。海上の廃墟を訪れた青年サトーは、「本屋」と名乗る男・シトマと出会う。男が探しているのは旧時代のコンピュータ・システム。二人は廃墟の中に放棄され…

時代は昭和、主人公の泉は歌舞伎町の深夜薬局でアルバイトしていた。 当時は、今と違い、色々なダークな事が日常で起こっていた。 泉が体験した話のなかの一つを今回は書いてみた。 …

　吾輩は魔王である。名前は『るし・ふぁー』。 　これは、邪神ちゃんにキラキラネームを付けられてしまった、魔王の物語である。 　―― 　中編小説をカクヨムコン用に半分くら…

人間の青年は誕生日の日に届いた悪魔書を面白半分で詠唱をした。 一部の記憶を失った状態で、少年は魔界で目を覚ました。 青年のことを知っていると繰り返す大悪魔。 青年は魔界も悪魔も初…

黒猫のレイ・ルイス、野良猫暮らしの一匹旅。 雨宿りをしていたお店は、おばあちゃんが一人で経営するお好み焼き屋さん。 お腹の空いていたレイ・ルイスはそこでお好み焼きを食べさせても…