「なかま」を含む小説

　マンホールに落ちた俺が目を覚ますと、そこは2242年の新世界だった。 　目に障害を負った少女シーナに誘われるまま辿りついたのは、摩天楼そびえ立つ近未来都市――などではなく、砂漠…

天雨陽日(あまう はるひ) 年齢 小学5年生(10歳) 高校2年生(17歳) 10歳の頃、友達と遊んだ帰りに晴天なのに雨が降る。そのなかで優しく灯る灯篭の行列を目撃。 17歳に…

滅亡した人類が、莫大な智のアーカイヴを宇宙に播種して数百世代。俺たちの文化播種船は今、彫刻室座超空洞のただなかにある。こんなところでなぜ書くの。何のために言葉を紡ぐの。矛盾した狂…

幼馴染で、別の高校になってもずっと仲良しだった歩たち。歩は密かに環のことが好きになっていた。しかし思いを馳せるなか、環の隠し事に気づいてしまった。思いは伝えられるのか‥

一時間くらいで書いたお気に入りのSFです。 百済愛佳〈くだら・あいか〉──対侵略宇宙人作戦立案本部長。 田中悠界〈たなか・ゆうかい〉──男性パイロット。 鈴木開弊〈すずき・か…

　灯火(とうか)＠チーム海さん様主催「【負ける気しかない】語彙力コンテスト」に参加しています。 https://kakuyomu.jp/user_events/168180930…

真夏の浜辺。 灼熱する砂のうえに「おれ」はなすすべもなく崩れ伏し、透明な肉をとおして、日光は残酷にも五臓六腑を焼き焦がしてゆく。 その苦悶の時間のなか、人とも水月ともつかぬ「おれ…

ツナ缶弁当をおいしそうに頬張る苦学生が古びた祠にお供えものをしたらなんと神様に呼ばれちゃった！？　やけに顔のいいツキガミは瑞穂に願いを託す。「この町を救うのだ」白昼夢かと思ったが…

「冒険者の宿」の看板娘、馬小屋ねる子が失踪した。 彼女の正体は遠く国日本からやってきた忍者。一族復興のため秘宝、蒼き狼の宝玉を求めてこの地にやってきた。 しかし迷宮での戦いに敗…

勉強にも部活にも本気になれず、ただ「何となく生きているだけ」のような学校生活を送る御堂樹には、気になる女の子がいた。その少女は、成績優秀、眉目秀麗、人当たりもよく誰からも好かれる…

理性は話せるが本能は話せないその関係が何百万年と生き何十万回と寄生と離反を繰り返した。 理性と本能は二人しかいないなか話せないことで孤独を感じる。 しかし今日、ついに思いが伝わる…

伝説の勇者を、実はただの殺戮者だと評価する死神。論理的に詰められていく勇者。罪を認めるか、認めないか。自分が掲げる正義は、反対からみると悪であることが、この勇者には永遠にわからな…

双葉工業高等専門学校(通称：双葉高専)2年生の青山透莉(あおやま とおり)は考え事をしながらある路地へ通りかかる。その路地は迷い込んだら戻れない不思議な路地だった。 一方、時を同…

ずっと頭のなかにあったものを文字に落としました。誰かの目に入れば嬉しい限りです。

千年前から伝わる『おわたい』という民間信仰を見学するべく、三宅爽果《そうか》に案内されて、 白 匡介《つくも きょうすけ》（シロ先生）と、その助手である山田羊《やまだ よう》は、…

売れなかった元配信者の中之条忠晴(なかのじょう　ただはる)は、アルバイト帰りにダンジョン氾濫と出くわしてしまう。 成り行きでピンチの美少女を救い、ダンジョンボスを撃退する──…

短歌連作15首です。よろしくお願いします。

俺、柏木悠斗（かしわぎはると）。俺には中学二年から付き合い始めた彼女。渡辺優子（わたなべゆうこ）がいる。めちゃくちゃ可愛くて周りからも注目の的。そして友達の中山大吾（なかやまだい…

ＡＩと共生する社会のショートショートです

あらゆる事象が理外の「裏世界」。 事物や風景は現代日本でありながら、似て非なる無人世界。そして漂流者は少女のみ！ 迷い込んだら帰還不能。生き延びるほかに道はない！ 「裏世界」「…