「あやかし･妖怪」を含む小説

春から大学生になる私、月城アヤメは祖母の家から大学に通うことを決めた。祖母の家に着くと、出迎えてくれたのは祖母と……座敷童子？！なぜか私にしか見えない"それ"は、見た目が幼い少年…

貧しいながらも、元気に、誠実に暮らす高校2年生の「津神 天登《つがみ あまと》」は、母と幼馴染の「あかり」との平穏な生活に、幸せを感じていた。 　しかしそんな生活が、ある日の妖…

大学サークル『漫画研究会』の一員である僕は、忘年会で知り合った卒業生のユウニ先輩に誘われて茨城県のとある施設を訪問することになった。そこは「日本民俗学の父」と呼ばれるほど高名な妖…

オカルトなことや民間伝承、宗教や神道のことなどを勉強しながら好きなことを書いてゆくエッセイ。 時々、料理の話やお茶の話、趣味のお話が入るかもしれません。

【完結！！】 　世は戦国時代。乱世を生き日の本を我が物にしようと戦う者が多く生きた時代。 　国を統べようとしていた信長が討たれ、時代の移ろいを感じた奴良野(ぬらの)一族の頭領で…

　自称、保健室系金髪美少女、倉敷柚子葉は十年振りに再会した八童志恩と念願のファーストキスを果たす。 　彼との結婚の条件はただ一つ”高校の卒業”だ。 　私立の女学園に通っていた…

ショートショートです。 元日に、獅子舞二匹が住宅街を回ります。 彼らが家々を訪ねますが、このご時世相手にされません。困った彼らのもとにある男が…

時は現代。 北海道には妖怪を間引きする仕事「カタリベ」が存在していた。 カタリベは妖怪を使役することで特殊な能力を得、害のある妖怪を駆除するというのが主な任務。 新たにカタリベと…

カクヨムコン8短編賞参加作品 カクヨムコン8ブートキャンプ参加作品 歳経た猫は猫又になる。そんな都市伝説を聞いたことがあるだろうか。 これはとある女子高生と一匹の猫とのお互いの…

『百鬼夜行路、無理心中』 朝研 様主催のオムニバス企画に寄稿したものを載せています。

子供の頃の話です。 私の通学路には、人を驚かせるのが好きな癖に、恥ずかしがり屋な妖怪がいました。

　OLの亜美子は、同期で親友の正美に、一緒に住んでいるヒモの彼氏について愚痴っていた。 　一方で、亜美子の彼氏の宗大は、商店街で知り合いを見つけていた。 　こちらの話とリンクし…

妖怪—―それは日本に古くからいるとされる人智を超えた不可思議な力を持つ存在。 伝承上にしかいない存在だと誰もが思っていた。あの事件が起きるまでは……。 京都の中心部を大量の妖怪が…

あやかしが視える菜摘矢と瑠璃羽は高校生になって、ある組織に無理矢理属することになった。 親友の瑠璃羽があやかしにさらわれて、菜摘矢はあやかしバスターの一人羽鳥先輩とタッグを組み助…

　普通の暮らしを望んだだけの男子高校生「霧ヶ崎　灰奈」は、ある日異常な空間に迷い込む。絶体絶命の状況に追い込まれた灰奈を救ったのは、翼の生えた女性だった。 　妖たちと関わること…

時は二十一世紀、現代日本。人に仇なす人外の異形『妖異(ようい)』と、そんな化け物を退治し人々を守る役目を担う人間──陰陽師を前身とする『降魔士(ごうまし)』が存在していた。 如…

　ふわり、一反木綿が世界を巡る。 冒険がしてみたいと生まれ故郷の日本を飛びたち、ひゅるひゅると気の向くままに。 　ある日、小耳に挟んだ人魚の秘薬の話。 飲めば足が生えるというそ…

　平安時代から生きるとされる大妖怪その名も浮世鴉。 　悪名を欲しいままにして、ある場所では神として崇められていた彼は時代の流れによって忘れ去られ、唯一名が残っている神社に身を潜め…

最古にして唯一、魔法が学べる街「三岳狼」。そこに越してきた主人公の吉狩あぶみは、図書館で“生の人皮装本”に呼び止められてしまい、挙句の果てには人探しまでやらされる羽目に。平穏な学…

　結目 瞳。十歳、小学五年生。変なもの――妖怪変化魑魅魍魎、総じてアヤカシと呼ぶような、他人には見えないものが見える、心を閉ざした女の子。 　そんな彼女は、ひょんなことから「アメ…