「「色」」を含む小説

夕暮れはジャムの色。 溜息は瓶詰めにしたらしあわせが逃げないか。 キス、口づけ、接吻。体への接吻はエロティック。 ロシアンティーは紅茶を一口、ティースプーンでジャムを一口。 そん…

僕は喘息の治療のため、夏休み中は田舎の祖父母の家に泊まることになっていた。 山道で出会った、狐面をした虹色の髪の少年が警告する。 「帰れ、お前のような奴が来る所じゃない」 遠くで…

【天使の血筋】それは創世記に記される金の髪に宝石の瞳を持つ天空の神々の子孫。 世界の隅で生きていた少年アグニは鍛冶に必要な素材集めのために旅に出て、すぐに白金色の髪に金の瞳を持…

第3回「短歌の秋」投稿作品です。 ᙭（旧Twitter）で投稿したものや未投稿のものをまとめました。

　この頃学内で噂になっている真・学園七不思議を個人的に調べて回っていた式根梢(しきねこずえ)は、ある日「屋上の淑女霊」を目撃して撮影するために校舎の屋上に向かい、その出入口で宇宙…

ロシア✕スパイ✕ガールズラブ。 スチームパンク以上、サイバーパンク未満。 三幕構成で友人以上恋人未満。 グロ✕ロリからエロ✕グロへ。 『瑠璃色硝子な人魚姫への追憶～そこはかと…

会社をクビになり、無職になった俺は、体の色が抜け落ちる透明化現象に頭を悩ませていた。 一日に二、三度起こるその現象は日に日に悪化し、体の端から透明に染まっていき

静岡は三保の地。野球部所属の高校二年生の榎田は未だ公式戦未出場。そんな中、悪魔と出会い、犠牲が出る代わりに野球が上手くなるという赤い種をもらう。引退までの一年間で何が犠牲となって…

　君の瞳はいつも、硝子色に透き通っている。

真胴《まとう》と呼ばれる巨大な鎧人形が戦いあう不二の国。紅城の真胴者、宇野泰輝は隣国である蒼司との戦闘中危機におちいったところで、唐突に少女の声を聴く。レディという名の声に「体を…

●あらすじ● 不安な気持ちを抱え、私立江戸宮高校の入学式を迎えた男子、石川衛乃（いしかわ　えの）は、入学式に参列する女子の中に、胸に一升瓶を抱いている女子がいるのを見て驚く。その…

　戦国時代、織田右府公。織田上総介信長が、元服前に野伏と考案した戦国蹴球（サッカー）。右大臣となった信長公が安土の城で見下ろすは、天下の毬か、それとも蹴る毬か……。 　甲賀忍軍の…

意識がデジタル化された未来のバーチャル空間「クオンタム・リアルム」を舞台に、二人の若者が織りなす感動の物語。ルミナとエナタは不思議な虹色の粒子を追い、世界の真実に迫る冒険へと旅立…

優しい雨の下、蛹は蝶の夢を見る。

魔法が色を持つ世界。 王都レリアの端も端にあるお店、『脱色屋』。 そこには色を失いたい者達が集う。 在る者は友達を傷つけないため、在る者は好きな人の手を取るため。 在る少女はしが…

柳谷雄介（やなぎや・ゆうすけ）は暗闇への恐怖から来る不眠症に悩まされている高校生。 彼は、眠るためには体力の限界まで運動しつづけないといけないため、結果的にマッチョになっていた。…

　私立進学校に通う高校2年生の堀内翔馬は、薔薇色ならぬ汚泥色の学生生活を送っていた。 　だが彼には人とは違うある秘密があって――？ 　 　青春の対偶を描く、青春偶像劇！

舞台は二ホンでもチキュウでもない、どこか遠い世界。 みんな髪色が鮮やかで、魔法が使えて、そんな夢のようなことが当たり前な世界。 でもその中に、当たり前が当たり前ではない、そんな「…

皆さま、こんにちは。 こちらは、都市伝説実験所です。 わたくしは、初老男性の都市伝説実験所のリーダーの都市伝説実験博士です。わたくしが着てる白衣に数々の赤黒い色…………………………