「君が」を含む小説

ぼくたちは二人だけで二人だけのために滅びる地球でショーをしたんだ。

あのう姫は十四歳。 へびやとかげを眷属として使い、「へびとかげの君」と仇名されていた。 彼女は仲間たちとともに、現（うつつ）を割って現れる異界の魔物が起こす事件を次々と解決してい…

「ここで会ったが100年目！！覚悟してもらうぞ！！！魔王！！！！」 「いや君昨日も来てたよね！？しかも5回も！！」 　何度も何度もコンティニューして魔王に挑み続ける勇者一行とそ…

　その世界には生物学的な性としての「男」「女」のほかに、産まれながらに能力が優秀であるとされる「α」、人口が最も多く、能力は平均的であるとされる「β」、3ヶ月に1度発情期があり、…

僕が彼女に出会ったのは必然だ。必要とし必要とされる需要と供給の関係。株式みたいだ。買いと売り。株価は上昇する。どんなに胸が傷んで苦しくても僕は自分の人生を全うする。たとえ塀の中に…

この砂漠の果てには、人類生存域を広げるための一族がいる。そんな場所に、一人の魔法使いの少女が行く。 「水、売りに来ました」 ぼったくり価格で水を売るために 「ああ、いつもあ…

この暗く広く寒い宇宙で、僕は小惑星に花を植え続けている。レゴリスの隙間に、誰が見るかもわからない、たったの一度も人の手のぬくもりを知ることもないかもしれない花を。 2024年3…

【第７回ホラー・ミステリー小説大賞で謎解き賞を受賞しました。ありがとうございました！】 　望んだ記憶だけを消すことができる技術「記憶消去方」。 　この、記憶消去方を開発していた…

第三回アキノテンノウショウ(偽)（https://kakuyomu.jp/user_events/16818023213217019150）のエントリー作品です。 若かりし頃の…

兄の娘で十四歳の日向（ひなた）を育てる皐月（さつき）。 三十五歳、恋人なし、趣味はオンラインゲーム。 ウエディングドレスを着て微笑む元カノの姿を見て、未消化のままだった昔の恋を…

周りから天才と言われるハルツギは、世界を救った後、地球防衛軍を辞職し、彼女を作る旅に出る。 彼は今いるこの世界に自分に恋愛感情を持ってくれる女の子がいないと思い込み、並行世界、更…

母が亡くなり父と後妻と義妹に虐げられた図書館好き侯爵令嬢クレアは、魔法で図書館へ脱出し、幼なじみの王太子と公爵に救われる。 図書館に通いながら、亡くなった母から継承した図書館の…

主人公は夢の中で会っていた一人の少女との再会を望むも叶わず、ただただ無意に日常を送っていた。そんなある日自分を心配してくれる幼馴染との登校中に一台のトラックが迫り…… （初めての…

オカルト純愛系

普段の生活、特に学校生活になんの彩も感じず、毎日を淡々と過ごしていた主人公の春翔。 そんな春翔の目の前に現れた「妖精さん」。 妖精さんとの生活で彩を取り戻していく春翔だが、、、

四月。私は生まれて初めて、恋に落ちた。 　緩く吹く風に揺れる髪。桜を見上げるその横顔には憂いがあった。 「あ、あの！」 「どうかしました？」 　つい声をかけてしまった自分を許して…

「ほんとうかしら。例えば百年、お前、待てますか」とくすくす喉を震わせながら彼女が問うので、俺は「百年なんて朝飯前さ、君と再びまみえたのちに、共に夕餉が楽しめる」と笑った。 そんな…