「SF？ 短編」を含む小説

短い話をいくつか投稿する短編集です。 SFだったり、ファンタジーだったりします。 変な話ばかりですが、実は我々が生きている世界の話なのかもしれません。

僕と彼女は互いに銃を向け合う。詳細な理由は不明だ。ただ彼女が敵だったというだけ。 ※シベリウスの「樅の木」を聴きながらこの小説を読むと、さらに楽しめると思います。聴かなくても楽…

ナナとナツ。透明と半透明。好きってなんだろう。 曖昧書房『チョコミントアンソロジー　たとえ歯磨き粉といわれても』収録作品。

奥さんの肌を守るセールスマンの話です。

ヘリ搭載型護衛艦が守っているのは、“異常遺伝子保持者”のお姫様だった。 10年前に書いたもので、お題消化の為ちょっと背伸びした設定や考証の足りないSF要素を詰め込んだので、読み…

一言で言えば、ロマンティックＳＦです。 ロバート・F・ヤングのような作品を読みたくて、誰か書いてくれないかと思えど誰も書いてくれず、仕方がないので自分で書いたという次第です。 …

初投稿です。この作品は戯曲です、悪しからず。 某劇団にて上演致しました。 小説ばかりが並ぶこの空間で珍妙奇天烈なものとなるのは重々承知ですが、「世の中にはこんな奇怪な書物もあ…

「メリー・クリスマス」と世界観を共有する物語。 北日本の日本人民軍に所属していた陸軍軍人、佐々木信太郎。しがない軍人だった彼は、南北日本統一後、軍を除隊し、地元で隠居生活に入る。…

巨大人型ロボットCFで戦い合う競技、コンバットフォーミュラーグランプリが人気を博している遥か未来。 CF製造業の大手企業ムラクモ・インダストリーに所属する技士「一ノ瀬・ライアン・…

――私にとって『昨日』は必ずしも『今日の前の日』ではない―― 人生をまっすぐに生きられない“シンデレラ・シンドローム”に翻弄される人々のお話。 ライトノベルな雰囲気です。 『T…

僕の彼女は、量子的だ。 量子的と言っても量子のような振舞いを見せるという訳ではなくて、彼女は粒子でありまた波でもあるという意味ではないし、ましてや彼女の存在位置は確率でしか表すこ…

街を颯爽と歩いていた駒形ミサキは、突然ピタリとその場に立ち尽くした。腕時計に目を落とすと9時5分になっていた。「ええ、ウソ。またぁ？　勘弁してよ、本当に。いつになったら治るのよ……

惑星エコー。その星には高度な知性を持った文明が二通りに存在していた。しかし彼らはそれぞれの最高技術をもってしても互いを観測しえないほど異なる領域に生きていた。 それは距離的な遠さ…

自主企画用短編！140後味悪め。 いつものなんちゃってSFもどき。

宇宙生命体からAV撮影の発注を受けたAV制作会社。 撮るべくは官能的な映像。 彼らの姿はグレイ型か、人型か、イカ型か。 なんと予想もしない球体のエイリアンだった。 撮影クルーは果…

登場する「女子高生型AI系VTuber水道橋ヤヤ」は架空のものです。バーチャルSF短編小説コンテスト / 第1回リイエルコン用に書き下ろしました。

「ガン、だってさ。喉頭ガンだって」 　窓辺に立つ彼女は、僕の方を見ずにそう言った。 ――これは、僕が大好きな幼馴染ひかりのため、永遠の愛の歌を捧げる話だ。 ◇　◇　◇ なろ…

バーチャルとリアルがクロスするロボットアクション短編。 『バーチャルSF短編小説コンテスト / 第1回リイエルコン』用に書き下ろしました。