「#文芸」を含む小説

※ 2021/4/16 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第16回】お題「嘘」 　”私”はかつて小説家になることを目指していたが、大学卒業から数年後のある日、夢を見るのをやめた。…

放課後、文芸室部室。 青い二人の問答はただ、春を目指す。 春を目指す二人はただ、沼へ落ちる。 きつねのなにか さん主催の自主企画用に書き下ろした短編です↓ （https:/…

高校生向けの現代文のオリジナル問題です。これが解ければ東大合格も夢ではないでしょう。解答は用意していません。各自で自己採点するなりして下さい（冗談であることを理解して頂くようにお…

　地味で変わり者が集まる文芸部、しかしそこにも青春ラブ＆コメディはある。 　ライバルと切磋琢磨しながら、必死に小説と向かい合う熱い青春。 　言葉を匠に操り、相手を振り向かせよ…

小説形式で、創作についての悩みを解決？ 訳あって留年中の女子大生兼語り部の楮屋澪と、文芸部の座敷わらしこと作家の十津恵、その仲間達が今日も創作について話します。 ゆるい文芸部員達…

エロ描写と性的嫌悪感みたいなのをテーマにした、密室ホラーです。 女子高生の倉科愛香は３ＬＤＫの間取りのマンションの一室に一人暮らししている。 そこに不審者がやってくる。彼は…

俺は辛かった。死にたかった。死んだら楽になるんじゃないかと思った。 でもそれは間違いだった。死ぬことも生きることも俺はまだ理解していなかった。

　付き合っていた彼氏に振られ、仕事では上司に怒られ、どん底状態のアラサーの早紀。 　 　そんな彼女の元に実家の母親から連絡が入る。 いつものように「結婚はまだか」、「孫の顔が見た…

　田舎に住む高校２年生の『小出ひより』は、遅くなった学校の帰り道、すすき畑で人影を見て、それを幽霊だと思い、怯える。 　 　次の日、学校で同じクラスの女の子、『久野ともか』に相談…

新社会人として一人暮らしをはじめる主人公、ヒロが引っ越してきた社宅の前には、二本の尖塔がそびえる大きな洋館があった。 庭には黒薔薇が生い茂り、黒づくめの美少女と執事風の青年が棲ん…

早くに亡くなった両親が残してくれた広い家に、たった１人きりで住んでいる、ふんわりとしながらも肝の据わった性格の女性・麻里（まり）は、ある雨の日の夕暮れに仕事を終えて帰宅すると、門…

13年振りに再開した僕と彼女は、過去の約束を果たすべく、一つ屋根の下でともに生活するようになる。穏やかで幸福な日々。小鳥の囀りと月の光。様々な事象が絡み合い、混ざり合い、溶け合っ…

1897年、ヴィクトリア女王の即位60周年記念に沸く英国。社交界に馴染めずにいた文学少女メリッサは、ある夜の舞踏会で出会ったオックスフォードに通う風変わりな貴族の若者ダーウェント…

「時代はエロだと思うのよね」 　文芸部の部室にて、いつものように、鳴子部長は唐突にぼやいた。いつものことで、いささか面倒であったが、そこはいつものように、まず僕が返答することにし…

川口家のある日の朝食時。 家の主である廉太郎(れんたろう)の母、お滝が突然、言った一言により騒がしい朝食を巻き起こす。

この人はこんなふうに、いつだってやすやすと真実に触れてしまえた。無造作に、無自覚に。