「宇宙 時間」を含む小説

ルナに住む僕と、僕の両親が7歳の誕生日にくれたステレオセラミックドールのルリ。ルリは有りもしない地球の記憶を、砂のように僕の耳に溢し続ける、僕はテレヴィジョン・シティの砂嵐のなか…

あなたは今、異次元になどいるわけない！ と言い切れますか？ もしかして、違いが分からない世界なら異次元に行っても気がつかないのでは？ という疑問からこの物語が生まれました。 な…

　大宇宙にて誕生した魂たるわたしは、なぞの老爺にみちびかれて、アメリカの旅客機パイロットたる父親とスチュワーデスたる母親のもとに誕生する。が、父親が原因とされる墜落事故によって母…

白い空間になんにもないただの空間の「無」そこにたったひとりの生き物、主人公のシロはその空間でただ暮らします。 白い空間は宇宙のように無限に続きます。 自分が生まれたことや、なに…

　仕事のトラブルで無職と化したマグナム・田中は、火星でコンビニ店長をしている吸血鬼――フラワー・山田に拾われて新たな生活を得た。 　ただし、シフトに割り当てられたのは深夜の時間帯…

科学が発達し、魔界が明らかになり、そこへ宇宙人がちょっかいを出す時代、世界は混沌となっていた。 『リッチメンズアイランド』赤道直下にほど近い孤島は、そんな混沌より遠く離れた、セ…

赤黒い雲と生暖かい風の漂う、朽ち果てた惑星、アーヴェル。 地は割れ、瓦礫が積み重なり、砂嵐吹きすさぶ大地には、心を持つロボット達が平和に、時には好き勝手に過ごしていた。 変わり…

宇宙探検隊のひとりであった私は、私たちの住む星によく似たその惑星の調査中に不慮の隕石事故により、墜落してしまう。 救助隊がやってくるまで長い待機時間があると知った私は、思いきって…

《――時間には律儀な十文字ミコが、その日に限って寝坊した事実には、何かしら運命的な意味があるのかもしれない。 「遅刻遅刻！」 パンをくわえた彼女が間借り角を駆け抜けると、その目前…

　平行宇宙の隙間で、意識ある無人情報戦闘実験艦と記憶を失った猫型ロボが出会った事から物語は始まる。 「量子論的に予知は操作である」という理論を主軸にして、全ての時間・空間・物語宇…

宇宙に進出した人間の文明を、銀河帝国が統べるようになった世界。 帝国に反旗を翻した反乱軍は、劣勢の中でも戦いを続けていた。 多くの惑星で、宇宙の片隅で、様…

時間は無慈悲だ、残酷だ。 かつての伝説の拳者は歳を取り、彼はもう自身の力の衰えを認めずにはいられなかった。 地下闘技場での試合直後、謎の光に導かれた彼が目を覚ましたとき、彼…

(2019/05/31)公式特集『帯にも襷にもあらず!ちょうどいい中編４選』に選ばれました 「私の彼氏になってほしい」 告白か？いや、違う。これは契約だ。 ―高校三年生にして…

秩序宇宙の汎ゆる可能性が収束の果てに砂となって辿り着く隔絶異次元・終端時空漠クレプシドラ。時間の概念すら存在しない世界の中心に設置された〈機械〉は、降り積もる砂が持つ本当の意味を…

　人類は自身が住まう母なる母星を飛び立ち、その星を内包する恒星系から羽搏き、何時しか銀河を股に掛けて旅をする様になった。 　そんな彼らの科学技術の進歩は、何時からか神の領域へと手…

「この宇宙は無数の星々で輝いている。ほら、空を見上げてごらん。一見どの星も同じに見えるけど、望遠鏡で覗いてみるとみんな違った光を放っている。赤や青、大きかったり小さかったり。でも…

みなさんの毎日の楽しみ贖罪クッキングのお時間です。 夏ということで元気に犯罪を犯したあなたにぴったりの 旬の贖罪を使ったかんたんレシピを食わせます。 ↓前回の投稿↓ 『from…

地球歴２７１３年、スペースアカデミー基礎過程、いわゆるアカデミー附属校の２年に進級した俺、こと中井ケンジは、一年ぶりに、星野美月と再会する。地球、太陽間の引力がバランスする第２ラ…

【第一部】 　ある日突然、クラスの地味女子から宇宙人を一緒に助けてほしいとお願いされた主人公。 　少々ポンコツ気味の彼女から紹介されたのは、美少女宇宙人（手のひらサイズ）だっ…

虚数空間の利用法を発見したことにより、人類の居住範囲が銀河系内まで拡大した未来。立憲君主制を採用する単独恒星国家で、国王急病中の代行者としてアルバート王子が指名された。その取材の…