Breathing&SPACE
オスカ
第1話 白い空間
『やあ。ボクはシロです。
ボクは白い空間で暮らしています。
ボクはなんでシロという名前なのかよくわかっていません。
ボクはひとりでここに暮らしています。
さびしくありません。 さびしくなんかないよ、わかってるよ。』
白い空間は無限に続く。
どこまでも どこまでも 永遠に。
シロは寝ていた。
その空間には時計も物も天気ない。
ただ、シロの寝息が聞こえるだけだった。
なにもない、この場所でシロは毎日平凡な生活を送っていた。
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