第2話 時間

白い空間に時間は存在しない。

時計がない。


そんな中でシロは正座をして目をつむって指折りをはじめた。

(1、2、3、4、5、6…10)


心の中で数を数えた。


これはシロにとって趣味のひとつである。


シロは100まで数えたところで数えるのをやめた。


「ん~・・・・」


なにもない真っ白な空間にいるだけ、それだけだ。

シロはまた寝ていた。


天気が存在しないので永遠にこの風景は変わらない。

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