第3話 孤独
だれもいない。
僕しかいない。
この白い空間はボクだけだ。
なにも仕掛けもない。
シロはすーっと息を吸って口の中に酸素を溜めてふぅーっとゆっくり吐き出した。
「僕はずっと…ここに居てもいいんだね。」
シロはだれかに話しかけるように独り言を呟いた。
なぜシロしかいないのかはシロ自身、知らない。
目が覚めたらシロは此処に居た。
「もう、つらくないよ。」
シロはまた寝た。
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